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第6章 高齢者への適切なサービス提供を行うために (2 ページ)
出典
公開元URL | https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kiban/shisaku/koureikentou/houkokusho.html |
出典情報 | 高齢者の特性を踏まえたサービス提供のあり方検討会報告書(3/7)《東京都》 |
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従業員への研修を行う
正常な認知機能、MCI、認知症はグラデー
ションを描くように連続的につながっており、
認知症サポーター養成講座や認知症の症状
や本人の体験をパーチャルリアリティで疑似
体験できる研修などを受講することは、高
齢者への理解を進める上で有効な取組です。
高齢者の特性について従業員が理解できる研修として、高齢者の身体機能の低下を体験できる研修
だけでなく、高齢者の認知機能を経験したり想起する研修が有効です。若い世代でも寝不足やあ
せっているときなど、自分自身が周囲の状況を的確に認知して判断することが難しくなっているとき
の状況を思い出してみることも、考えるぎっつかけになります。
組織内で情報を共有し、対応を検討する
- 高齢者への対応に困った事例や、対応が上手くできた、またはできなかったポイントなどを、組織で
共有しましょう。
m- 個人情報に配慮した上で、サポートが必要な顧客の情報を共有し、多くの従業員が適切な対応を取
れるようにしましょう。
一般的な高齢者の認知機能の特性を理解することは重要ですが、 実際の高齢者とのコミュニケー
ションの中からニーズをくみ取るようにしましょう。
- 組織内で共有した情報や、この報告書の内容などを基に、高齢者への対応方法やサービス提供の
仕組みの見直しなどを検討しましょう。
理芝を共有し手引き等を作成する
検討した内容は、手引きとしてまとめておくと、個人の経験やスキルのみに頼らない、組織としての
対応が取りやすくなります。
- 高齢者が大量の買い物をしようとしている場合にどう対応するか、本人の意思を確認することが難し
い場合に家族が代理で契約や取引をすることをどういった条件で認めるかなど、備理上の問題や法
的な整理が関係するケースについては、組織として理念を明確にし、明確な対応基準を作成する必
要性が高いと考えられます。
テ- 手引きや対応基準は、同業種の他企業と共同で作成したり、事業者団体が主体となって作成すること
も考えられます。 作成に当たっては、有識者や法律の専門家の意見を聞くことも助けになります。
高齢者の認知機能の低下に配慮した環境を整備する
- 店舗等の案内板、標識、表示が高齢者にとって理解しやすいものとなっているか、高齢者の目線に
立つて検証し、必要があれば見直しを行いましょう。
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