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第6章 高齢者への適切なサービス提供を行うために (6 ページ)

公開元URL https://www.fukushihoken.metro.tokyo.lg.jp/kiban/shisaku/koureikentou/houkokusho.html
出典情報 高齢者の特性を踏まえたサービス提供のあり方検討会報告書(3/7)《東京都》
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( 民間事業者 )
高齢者にサービスを提供する民間事業者は、基本的な福祉の仕組みや実態を知り、高齢者の困りご
とを見つけたときには、高齢者の地域での相談支援の拠点である地域包括支援センターに組織的に
つなげられるようにしておきましょう。

東京で活動する企業の中には、得意とする
サービスや店舗のスペースなど、培ってきた強
みを活かして、高齢者や様々な世代の住民がひ
と息ついたり、相談したり、集うことができる
居場所やイベントなどを提供している事例があ
ります。こうした場は、高齢者の外出を促す、
NPOなど質の異なる活動同士が出会うきっか
けとなる、企業が持つアイデアや技術と高齢者
のニーズのマッチングにつながるなど、多様な
化学反応を引き起こす可能性を秘めています。
/ O
会いの場をつくる企業等の取組

ウエルシア薬局株式会社

ドラッグストアチェーンのウエルシア薬局株式会
社は、地域責献の一環として、休息の場、井戸端
会議の場、情報発信の場となる、地域の人が集ま
れるフリースペースである 「ウエルカフェ」 を全国
366の店舗で展開しています (2021年11月現在) 。
高齢者には、まず居場所をつくることが重要とい
う考えで、来てもらうための動機づけとして、最初に地域包括支援センターと連携した認知
症カフェを開催し、そこから、フレイルチェックや栄養に関する講義、認知症サポーター講座
など、活動の峠が広がっつていきました。

高齢者を対象としたものに限らず、障害者の団体や、母親・子育ての団体等と、マルシェ
の開催や子供の学習支援、薬の飲ませ方講座、車いすの体験会など、世代交流が図れる
イベントにも取り組んでいます。

ウエルカフェのスペースは、非営利であれば地域で活動している人たちが誰でも無料で
使えるようにしており、地域の団体・NPOや行政と協働して地域課題を解決することを目
指しています。
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