総-4参考2○診療報酬基本問題小委員会からの報告について (21 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00220.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第561回 10/27)《厚生労働省》 |
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DPC/PDPSに係る令和5年度特別調査の結果報告について(令和5年9月6日入院・外来分科会資料抜粋)
5.調査結果
(1)適切なコーディングについて
(M6259 筋の消耗及び萎縮、他に分類されないもの 部位不明)
○ 原疾患加療後にADL低下により自宅退院が難しく、リハビリ目的で転入院となったケースに用いる。
○ COVID-19の治療後の患者について、急性期病床で受け入れ、リハビリを行った場合に廃用症候群として病名選択を行った。
○ 自院で特に発症した疾患なく、脳梗塞後遺症などのADL低下の原因となるような疾患もない場合、付与せざるを得ない。
(C349他 悪性新生物、部位不明)
○ 医師が部位不明としてコーディングし、その後部位の確認を行っていなかった。
○ 化学療法目的の紹介患者で、紹介状に部位が記載されていない場合に付与する。
○ 確定診断がつかないまま退院する場合がある。
<診療情報管理士の関与について>
(適切なICD分類の選択)
○ 診療情報管理士がコーディングについて全件チェックを行い、疑義があるものは主治医への確認を行っている。また、不明な事項が
あった場合の問い合わせに対して対応している。
○ 入院当初に付与される病名は詳細でないことが多く、カルテ等から治療経過や内容を把握し、より正確な分類になるような病名を提
案している。
○ 最近、診療報酬請求部門だけでなく、診療情報管理士が重ねて点検を行う体制へ変更し、医師へ適切なICD分類の検討及び提案
を行っている。
(院内での教育・研修)
○ 適切なコーディングに関する委員会において、主導的な役割を果たしている。
○ コーディング委員会とは別に、主治医との定期的な会議において病名選択の検討を行っている。
○ ICD分類の5桁目の選択によって診断群分類が変わるものや、詳細不明コードを選びがちな傷病名については口頭にて指導を行っ
ている。
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