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05 資料2 帯状疱疹ワクチンについて (12 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36248.html |
出典情報 | 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第21回 11/9)《厚生労働省》 |
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有効性についての知見(生ワクチンの有効性の経時的推移、免疫状態による効果)
米国の民間医療保険加入者(50歳以上)を対象とした観察研究で、生ワクチンのにおける帯状疱疹発症予防効果
(VE)は、接種8年後で31.8%まで逓減。また、免疫不全状態の者のVEは、免疫正常の者のVEと類似していた。
R Baxter et al1(Am J Epidemiol 2018)
研究内容:米国の民間医療保険カイザーパーマ
ネンテ北カリフォルニアの会員のうち、50歳
以上の者として、2007年から2014年までの間、
1,355,720人が研究対象となった。研究期間中
に392,677人(29%)が弱毒化帯状疱疹生ワク
チン(ZOSTAVAX)の接種を受けた。平均の追
跡期間は1人あたり4.3年であり、接種を受け
た者については平均2.5年であった。
2007-2014年における帯状疱疹の発症予防効果(VE)の年齢毎の経時的推移
結果:生ワクチンの年代別の発症予防効果は右
表の通りであった。
また、免疫状態についてスコアリングで評価2
した上で、背景因子を調整3した上でVEを評価
したところ、以下の通りであった。
• 免疫不全なし
VE 49.0%, 95%CI 47.4, 50.6
• 軽度免疫不全 VE 50.8%, 95%CI 44.3, 56.5
• 高度免疫不全
VE 49.2%, 95%CI 38.7, 57.9
1 Baxter R, Bartlett J, Fireman B, Marks M, Hansen J, Lewis E, Aukes L, Chen Y, Klein NP, Saddier P. Long-Term Effectiveness of the Live Zoster Vaccine in Preventing Shingles: A
Cohort Study. Am J Epidemiol. 2018 Jan 1;187(1):161-169.
2 免疫状態については、コルチコステロイド又はそれ以外の免疫不全を引き起こす薬剤の使用、癌放射線療法、血液腫瘍、転移性悪性腫瘍、骨髄・造血幹細胞
移植、HIV/AIDS、まれな免疫不全疾患について、存在の有無又は程度によりスコアリングして算出した。
3 調整に当たっては、不変共変数として性及び人種を、時変共変数としてインフルエンザワクチンの接種、免疫不全状態、外来受診頻度、コスト予測因子、帯
状疱疹リスクスコアを、それぞれ考慮した。
12
米国の民間医療保険加入者(50歳以上)を対象とした観察研究で、生ワクチンのにおける帯状疱疹発症予防効果
(VE)は、接種8年後で31.8%まで逓減。また、免疫不全状態の者のVEは、免疫正常の者のVEと類似していた。
R Baxter et al1(Am J Epidemiol 2018)
研究内容:米国の民間医療保険カイザーパーマ
ネンテ北カリフォルニアの会員のうち、50歳
以上の者として、2007年から2014年までの間、
1,355,720人が研究対象となった。研究期間中
に392,677人(29%)が弱毒化帯状疱疹生ワク
チン(ZOSTAVAX)の接種を受けた。平均の追
跡期間は1人あたり4.3年であり、接種を受け
た者については平均2.5年であった。
2007-2014年における帯状疱疹の発症予防効果(VE)の年齢毎の経時的推移
結果:生ワクチンの年代別の発症予防効果は右
表の通りであった。
また、免疫状態についてスコアリングで評価2
した上で、背景因子を調整3した上でVEを評価
したところ、以下の通りであった。
• 免疫不全なし
VE 49.0%, 95%CI 47.4, 50.6
• 軽度免疫不全 VE 50.8%, 95%CI 44.3, 56.5
• 高度免疫不全
VE 49.2%, 95%CI 38.7, 57.9
1 Baxter R, Bartlett J, Fireman B, Marks M, Hansen J, Lewis E, Aukes L, Chen Y, Klein NP, Saddier P. Long-Term Effectiveness of the Live Zoster Vaccine in Preventing Shingles: A
Cohort Study. Am J Epidemiol. 2018 Jan 1;187(1):161-169.
2 免疫状態については、コルチコステロイド又はそれ以外の免疫不全を引き起こす薬剤の使用、癌放射線療法、血液腫瘍、転移性悪性腫瘍、骨髄・造血幹細胞
移植、HIV/AIDS、まれな免疫不全疾患について、存在の有無又は程度によりスコアリングして算出した。
3 調整に当たっては、不変共変数として性及び人種を、時変共変数としてインフルエンザワクチンの接種、免疫不全状態、外来受診頻度、コスト予測因子、帯
状疱疹リスクスコアを、それぞれ考慮した。
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