よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


05 資料2 帯状疱疹ワクチンについて (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36248.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第21回 11/9)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

(参考)有効性についての知見(リアルワールドでの抗ウイルス薬処方数の減少効果)
オーストラリアにおいて、帯状疱疹に対する抗ウイルス薬の人口あたりの処方数は、1995年から2015年で2.6
倍、Zostavaxが公的接種プログラムに位置づけられた2016年から2018年で0.45倍だった。
Sachin Phakeyet al.1(Infect Dis Ther 2023)

研究内容:1994年から2019年の、オーストラリアにおけ
る医薬品処方データを用いて帯状疱疹に対する抗ウイル
ス薬の処方傾向の変化を評価した記述的研究。

帯状疱疹に対する抗ウイルス薬の人口あたり処方量

結果:帯状疱疹に対する抗ウイルス薬の人口あたりの処
方数は、
1995年から2015年で2.6倍
1995年の処方数:25.4回/1万人・年

[95%CI 25.2-25.6]

2015年の処方数:65.3回/1万人・年

[64.9-65.6]

2016年から2018年で0.45倍
2016年の処方数:60.9回/1万人・年

[60.6-61.2]

2018年の処方数:27.5回/1万人・年

[27.3-27.9]

であった。筆者らは、2016年にオーストラリアにおいて
帯状疱疹予防を目的とした、70歳及び71-79歳の者に対す
るZostavaxの接種が予防接種プログラムに位置づけられた
ことが抗ウイルス薬の処方数の減少と関連していると述
べている。また、接種プログラムに位置づけられていな
かったものの組換えワクチンの接種も同様の処方数の減
少に関連している可能性があるとしている。

1Sachin Phakey, Sophie L. Rogers . Anthony J. Hall, Lyndell L. Lim Reduction in Herpes Zoster Antiviral Use Since the Introduction of the Live-Attenuated Zoster
Vaccine on Australia’s National Immunisation Program: A Population-Based Study from 1994 to 2019 Infect Dis Ther (2023) 12:711–726

23