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資料2-1~2   オキシブチニン塩酸塩 (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000198111_00024.html
出典情報 医療用から要指導・一般用への転用に関する評価検討会議(第26回 12/7)《厚生労働省》
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資料 2-1
候補成分のスイッチ OTC 化に関する検討会議結果(案)
1.候補成分の情報
成分名(一般名)
効能・効果

オキシブチニン塩酸塩
尿意切迫感(急に尿がしたいとの我慢し難い訴え)及び
それを伴う頻尿(尿の回数が多い)
、尿もれ

2.検討会議結果(案)
※ 太字記載については、「スイッチ OTC 化のニーズ等」においては必要性が高いという意見が、
「スイ
ッチ OTC 化する上での課題点等」においては重要性が高いという意見が、
「課題点等に対する対応策、
考え方、意見等」においては賛成意見が、各々多かったもの。
スイッチ OTC 化のニーズ等


過活動膀胱の推定患者は 40 歳以上男女の 12.4%(約 810 万人)いると報告されているが、尿意
切迫感や尿漏れの相談は気恥ずかしい側面があるため、特に女性の医療機関への受診率は低いこ
とが報告されている。OTC 化によって、過活動膀胱に対する認知度が高まり、QOL の向上が期
待できる。



1 日 1 回のテープ剤であり、抗コリン性副作用が低減されていることから、過活動膀胱で日常
的な QOL 低下に悩む方の新たな選択肢になると考える。



OAB の有病率の約半数は男性であり、夜間トイレが近いなど日常生活にも影響がある場合もあ
る。OTC 医薬品として選択肢をふやすことで、生活者の QOL の改善に役立つものと考える。



アドヒアランスが低下する高齢者において確実な投与が可能な貼付剤が OTC として手に入る
ことで、頻回の尿意による介護者の負担が軽減されるため高齢者へのニーズが高いと考える。



誤飲等の危険性も考えられる内服薬に比べて、貼付薬は大変利便性が高く、高齢者や在宅医療
の患者からのスイッチ OTC 化へのニーズは高いと考える。



軽度の過活動膀胱患者の最初の治療機会になると考えられ、適切な用量、対象設定、副作用の
周知、モニターを行えば有用と考える。



尿意切迫症や尿漏れがあっても受診をためらう人は多く、本剤の OTC 化が受診への足掛かり
になることが期待される。
スイッチ OTC 化する上での課題点等

課題点等に対する対応策、考え方、意見等

【①薬剤の特性】


同効薬が OTC 化されており、先行して OTC

抗コリン作用による口内乾燥、便秘、排尿障 ○
害、頻度は少ないものの閉塞性隅角緑内障の

化された薬剤についての問題は生じていないと

悪化を来すことがある。また抗コリン剤の投

のこと。どう製品化し、売り方や使い方をどう

与により認知症への影響が指摘され、最新版

コントロールしていくかが課題と思われる。
(短

の過活動膀胱診療ガイドライン(第 3 版 2022)

期的課題)

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