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【参考資料1-1】医療保険部会(11月29日)各委員の発言要旨 (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_36794.html
出典情報 社会保障審議会 医療保険部会(第172回 12/9)《厚生労働省》
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安定供給の確保、この双方を実現できるよう、関連検討会の議論も注視しながら、単に
薬価を見直すのではなく、特に業界における構造的な課題に対して将来の礎になるよう
な制度の見直しを図っていただきたい。

(効率化・適正化を通じた医療保険制度の安定性・持続可能性の向上)


効率化・適正化の項目において、医薬品だけでなく、再掲ではあるものの入院、外来、
調剤についても明記いただいたことについて評価したい。現役世代の減少は、医療保険
財政だけではなく、サービスの提供体制にも大きな影響を及ぼすことになる。各分野で
の効率化・適正化を一層進める形にしていただきたい。



長期収載品の保険給付の在り方が記載されているが、現在の医薬品の供給状況に鑑み
れば、来年6月の改定施行の当初から導入するのではなく、制度設計、周知広報は十分
な余裕を持って、現場や患者に混乱を来さないように、しっかりと入念な準備と丁寧な
説明をお願いしたい。



医療 DX の内容が再掲となっている。効率的な運用につなげるためのビジョンという
部分は理解しているが、現在薬局においてもしっかりとした対応を進めているところで
あり、医療 DX を盛り立てていくためには、その評価が必要だと思っている。医療 DX
の工程表にも鑑みて、今回の改定の中で、適正化という部分の中で無理な見直しがなさ
れないようお願いしたい。

<将来を見据えた課題>


将来を見据えた課題に記載のある4つの項目については非常に重要であると考えてい
る。特に1つ目の○に示された全世代型社会保障を実現するためには、診療報酬のみな
らず、医療法、医療保険確保等の制度的枠組みや、国や地方自治体の補助金等の予算措
置など、総合的な政策の構築を確実に行ってほしい。



ぜひ持続可能な全世代型社会保障と記述いただくとありがたい。なぜならば、医療費
の増額が社会問題化しているとか、負担感が全世代にわたっているとかいうことで課題
になっているが、これは政策だけで改善できるとは思えないので、一人一人の国民が自
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