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資料3 厚生労働省 御提出資料 (20 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2310_04medical/231211/medical03_agenda.html
出典情報 規制改革推進会議 健康・医療・介護ワーキング・グループ(第3回 12/11)《内閣府》
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看護業務効率化先進事例収集・周知事業

看護業務の効率化先進事例アワード2019

【聖マリアンナ医科大学病院】
ナースハッピープロジェクト(NHP)



音声入力による記録時間の削減



中医協 総-3
5.11.15

事例概要

スマートフォンを用いた音声入力システムを導入し、看護記録時間の削減化が図られ、直接ケア時間の増加、時間外勤務時間の削減
が図られた事例

課題

・2022年度の新病院開院を控え、看護職員の適切な人員配置や看護業務の役割移譲が課題であった。
・看護業務効率化に向けては、「記録時間の削減が課題である」と職員の主観としてあったが、業務量調査の結果からも
同様のことが明らかとなった。

取組内容
① 音声入力システムの導入病棟の選定

AI・ICTに精通している師長が管理している病棟をモデル
病棟として選定し、 その後院内に広めていくこととした
<音声入力の方法>

② 病棟での取り組み

副師長を中心に、スマートフォン の活用が得意な看護師から広めていった
音声入力への抵抗感や苦手意識の ある看護師に対しては、OJTを 通して広めていった
看護ケアの隙間時間を活用する など、工夫しながら記録を行うようにした

成果・効果

4.一人あたり月平均時間外勤務時間の削減

1.記録時間の変化

21.86時間(2018年3月)→10.92時間(2019年3月)

業務時間内記録が平均21.5分→平均43.5分に増加し、
時間外記録が平均92.2分→平均59.2分に減少した

5.患者満足度調査の結果
5.患者満足度調査の結果
「質問・相談のしやすさ」「信頼・安心な知識・技術」「言葉遣い・
態度」の3項目において患者満足度が前年度と比較して向上した

2.記録スピードの向上
60文字/分(タイピング)
→270文字/分(音声入力) ▶約4.5倍の速度向上
3.直接ケア時間の増加
直接ケア時間は4.6%増加し、間接ケアが22.9%減少した

6.看護職員満足度調査の結果
6.看護職員満足度調査の結果
取組前後で、特に看護実践に関する満足度が向上し、職員間の
連携強化・やりがいにつながった

出典:「令和元年度厚生労働省補助金事業看護業務効率化先進事例収集・周知事業」報告書より厚生労働省医政局看護課にて作成

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