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資料3_大学病院改革ガイドライン (17 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/124/mext_00010.html
出典情報 今後の医学教育の在り方に関する検討会(令和5年度 第8回 3/18)《文部科学省》
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下における在院日数の適正化、保険診療収入増や診療科別責任病床配分の柔軟な見
直しなど、保険診療収入増に係る取組等を検討し、具体的に記載する。
なお、保険診療収入増に係る取組等の推進に当たっては、単に増収のみを意識
することなく、当該取組等に係る支出についても考慮し、その収益性の担保に留
意することが必要である。
また、取組開始後も、予定していた収入増と利益の獲得が実現しているか、継
続してフォローアップすることが望ましい。
2)保険診療外収入の獲得
例えば、健康診断や人間ドック、特別療養環境室料 9、インフルエンザ等の予防
接種による自由診療の充実など、所在する地域や患者等のニーズに照らした保険
診療外収入の獲得に係る取組等を検討し、具体的に記載する。
3)寄附金・外部資金収入の拡充
例えば、寄附に係る広報活動の充実や定期的なクレジット決済による継続寄附
システムの導入、ファンドレイザー等の体制整備による寄附金や、臨床研究等の
推進による外部資金などの収入拡充に係る取組等を検討し、具体的に記載する。
②施設・設備及び機器等の整備計画の適正化と費用の抑制
1)自院の役割・機能等に応じた施設・設備・機器等の整備計画の適正化
(1)の①で記載した自院の担うべき役割・機能を踏まえて、改革プラン対象
期間中の各年度における施設・設備・機器等の整備計画の策定について、将来的
な外部環境の変化にも十分配慮した上で検討し、具体的に記載する。
病院施設の新増築・改築等に当たっては、これまでの施設の老朽化、狭隘化の
解消や多くの医療機器等の更新・整備を行うため多額の財源を必要とするが、自
己資金に加え多額の借入れを行う場合が多いことから、将来の長期的な債務償還
経費負担の軽減の観点から、当該施設・設備の整備に要する経費については、慎
重に検討する必要がある。その際、病院施設・設備の整備については、(1)の①
で記載した自院の担うべき役割・機能に加えて、今後、人口減少や少子高齢化に
伴って教育需要や医療需要等が変化していくことを踏まえ、長期的な視点をもっ
て、整備する病院施設・設備が備えるべき仕様等について、真に必要な機能等の
確保(適切な費用設定)を念頭に精査し、適正な整備計画を策定することに特に
留意すべきである。
また、医療機器等については、現在保有している機器の耐用年数及び購入後経
過年数等を適切に把握し、(1)の①で記載した自院の担うべき役割・機能の維持
に支障が無いよう、適切な更新・整備計画を策定し、実行していくことが重要で
9 特別療養環境室料の請求に当たっては、患者又は患者の家族に対して、適切な説明及び同意書による意思確認を行う必要

があることに留意すること。

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