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資料2-3 インターフェロンベータ-1a(遺伝子組換え)及びインターフェロンベータ-1b(遺伝子組換え)の電子化された添付文書一覧 (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24579.html
出典情報 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和3年度第31回 3/22)《厚生労働省》
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10. 相互作用

10.1 併用禁忌(併用しないこと)

薬剤名等
臨床症状・措置方法
機序・危険因子
間 質 性 肺 炎 が あ ら 機序は不明である。
小柴胡湯
[2.7、11.1.2 参 わ れ る お そ れ が あ
る。なお、類薬(イ
照]
ンターフェロン-α
製剤)と小柴胡湯と
の併用で間質性肺
炎があらわれたと
の報告がある。
10.2 併用注意(併用に注意すること)
薬剤名等
抗てんかん剤
フェニトイ
ン等

アンチピリン

ワルファリン

テオフィリン

臨床症状・措置方法
機序・危険因子
抗てんかん剤の作 インターフェロン
用を増強するおそ 類は、動物におい
て肝チトクローム
れがある。
P450分子種2C9及び
2C19の活性を低下
させるとの報告が
ある。
本剤の投与量増加 インターフェロン
に伴い血漿中アン 類は、ヒトにおい
チピリンの消失が て肝チトクローム
遅 延 す る こ と が 報 P450分子種1A2の量
及び活性を低下さ
告されている。
せるとの報告があ
る。
ワルファリンの作 インターフェロン
用を増強するおそ 類は、ヒトにおい
れがあるので用量 て肝チトクローム
を 調 節 す る な ど 注 P450分子種1A2の量
及び活性を低下さ
意すること。
せるとの報告があ
る。
テオフィリンの血 インターフェロン
中濃度を高めるお 類は、ヒトにおい
て肝チトクローム
それがある。
P450分子種1A2の量
及び活性を低下さ
せるとの報告があ
る。

11. 副作用

次の副作用があらわれることがあるので、観察を十分
に行い、異常が認められた場合には投与を中止するな
ど適切な処置を行うこと。
11.1 重大な副作用
11.1.1 うつ病(7.0%)、自殺企図(0.5%)、躁状態(頻度不
明)、攻撃的行動(頻度不明)
抑うつ、自殺企図があらわれることがある。また、
躁状態、攻撃的行動があらわれ、他害行為に至る
ことがある。患者の精神状態に十分注意し、不眠、
不安、焦燥、興奮、攻撃性、易刺激性等があらわ
れた場合には投与を中止するなど、投与継続の可
否について慎重に検討すること。また、これらの
症状が認められた場合には、投与終了後も観察を
継続することが望ましい。[1.1、2.3、8.5、9.1.1 参
照]
11.1.2 間質性肺炎(頻度不明)
必要に応じてX線検査を実施し、異常が認められ
た場合には投与を中止するとともに、副腎皮質ホ
ルモン剤の投与等の適切な処置を行うこと。[1.1、
8.13、10.1 参照]
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11.1.3 注射部位壊死(2.5%)
瘢痕が形成されることがある。重度の場合、壊死
組織の切除及び皮膚移植が必要になる場合がある。
患者に複数の病変があれば、本剤投与は治癒がみ
られるまで中止すること。[1.2 参照]
11.1.4 けいれん(2.0%)、錯乱(頻度不明)、離人症(頻度
不明)、情緒不安定(頻度不明)、筋緊張亢進(頻度
不明)
[2.6、9.1.4 参照]
11.1.5 重度な過敏反応
気管支けいれん、ショック、アナフィラキシー、
じん麻疹(いずれも頻度不明)等のようなまれでは
あるが重度の急性反応を起こすことがある。[2.1、
8.8、8.12、9.1.5、9.1.9 参照]
11.1.6 高度な白血球減少(2000/mm3未満)
(1.0%)、血小
板減少(50000/mm3未満)
(頻度不明)、汎血球減少
(頻度不明)
白血球減少(リンパ球減少、好中球減少)、貧血、
血小板減少があらわれることがあるので、異常の
程度が著しい場合には投与を中止し、適切な処置
を行うこと。[8.6、9.1.3 参照]
11.1.7 重篤な肝障害(頻度不明)
黄疸や著しいトランスアミナーゼの上昇を伴う肝
障害があらわれることがある。[2.4、8.7、9.3.1、
9.3.3 参照]
11.1.8 心筋症(頻度不明)
11.1.9 甲状腺腫、甲状腺機能異常(いずれも頻度不明)
11.1.10 敗血症(0.5%)
易感染性となり、敗血症があらわれることがある。
11.1.11 自己免疫現象によると思われる症状・徴候
自己免疫性肝炎、全身性エリテマトーデス、1型
糖尿病の増悪又は発症、溶血性貧血(いずれも頻
度不明)等があらわれることがある。[2.5、9.1.8、
9.3.2 参照]
11.1.12 ネフローゼ症候群(頻度不明)
血清総タンパク減少、血清アルブミン低下を伴う
重篤なタンパク尿が認められることがある。[8.11、
9.2.1 参照]
11.1.13 血栓性血小板減少性紫斑病(TTP)、溶血性尿毒症
症候群(HUS)
(いずれも頻度不明)
TTP(主徴:血小板減少、破砕赤血球の出現を認
める溶血性貧血、精神神経症状、発熱、腎機能障
害)、HUS(主徴:血小板減少、破砕赤血球の出現
を認める溶血性貧血、急性腎障害)があらわれる
ことがある。[8.14 参照]
(頻度不明)
11.1.14 糖尿病(1型及び2型)
糖尿病が増悪又は発症することがあり、昏睡に至
ることがある。[8.15、9.1.7 参照]
(頻度
11.1.15 皮膚粘膜眼症候群(Stevens-Johnson症候群)
不明)
11.1.16 急性腎障害(頻度不明)
[8.11、8.16、9.2.1 参照]
(いずれも頻度不明)
11.1.17 脳出血、消化管出血、球後出血
[9.1.6 参照]
11.1.18 認知症様症状(特に高齢者)、麻痺、心不全、狭心
症(いずれも頻度不明)