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資料3-1 感染症定期報告感染症別文献一覧表[444KB] (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_38901.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和5年度第3回 3/22)《厚生労働省》 |
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令和6年3月22日
感染症定期報告感染症別文献一覧表(2023/8/1~2023/11/30)
令和5年度第3回
医薬品等安全対策部会
資料 3-1
ID
感染症(PT)
1 インフルエンザ
2 インフルエンザ
3 ウイルス感染
出典
概要
ミシガン州保健福祉省は、新型インフルエンザA型ウイルスによる2件のヒト感
染を報告した。患者1名はインフルエンザA(H3)変異株(A(H3)v)ウイルスに感
染し、もう1名はインフルエンザA(H1N2)vウイルスに感染した。インフルエンザA
(H3)v感染に関連する疾患は、2023年7月22日までの週(第29週)に発生した。
地元の公衆衛生当局による調査により、患者は発病前に、農産物品評会でブタ
に接触していたことが判明した。同品評会ではブタからインフルエンザAウイル
スが検出された。インフルエンザA(H1N2)v感染に関連する疾患は、2023年7月
CDC
29日までの週(第30週)に発生した。地元の公衆衛生当局による調査により、患
FluView.2023/07/29
者は発病前に農業品評会でブタに接触していたことが判明した。これは、インフ
ルエンザA(H3)vに感染した患者が参加したのと同じ農業品評会ではなかった。
どちらの患者も18歳未満で、入院せず、オセルタミビルの投与を受けて、病気
は回復あるいは、回復中である。いずれの患者にも関連するインフルエンザA
ウイルス変異株のヒトからヒトへの感染は確認されていない。調査は継続中で
ある。これらは、2023年に米国で報告された最初の変異型インフルエンザAウイ
ルスである。
シンガポールのDuke-NUS Medical Schoolの科学者らは、過去15年間カンボジ
アのブタ集団内で密かに流行していた、これまで知られていなかったブタインフ
ルエンザウイルスの数種類の株を特定するという重要な発見をした。研究を実
Khmer Times.
施するため、研究チームは2020年3月~2022年7月にかけて、カンボジアの4つ
https://www.khmertime の州の異なる群にある18の食肉処理場でブタから4089個の鼻腔ぬぐい液を採
skh.com/501357799/st 取した。これらのサンプルのうち、72例のブタがインフルエンザAウイルスの検
udy-reveals-diverse- 査で陽性であった。PNAS誌に掲載されたこの研究結果では、9つの異なるブタ
swine-flu-strainsインフルエンザA型ウイルスグループの存在が明らかになり、そのうち少なくとも
circulating-in7グループは2~15年間検出されていなかった。これらのグループの中には、ヒ
cambodian-pigs-forトからブタに感染し、10年間気付かれずに循環していた複数のH3系統が含まれ
15-years/
ていた。2009年のパンデミック中にヒト由来のH1N1サブタイプも検出され、優勢
であることが判明した。さらに、研究チームは、トリに由来する新たなブタ
European H1N2変異株(北米の遺伝子を保有する)も分離したことなどについて
記載。
2022年初夏に茨城県で心筋炎で亡くなられた患者について、2018年に国内の
マダニから初めて分離・同定されたオルソミクソウイルス科トゴトウイルス属に
IASR. 44(2023)109-111
属するオズウイルスによる感染症と診断された。オズウイルスが検出されたヒト
症例、死亡例はこれが世界で初めての報告となる。
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感染症定期報告感染症別文献一覧表(2023/8/1~2023/11/30)
令和5年度第3回
医薬品等安全対策部会
資料 3-1
ID
感染症(PT)
1 インフルエンザ
2 インフルエンザ
3 ウイルス感染
出典
概要
ミシガン州保健福祉省は、新型インフルエンザA型ウイルスによる2件のヒト感
染を報告した。患者1名はインフルエンザA(H3)変異株(A(H3)v)ウイルスに感
染し、もう1名はインフルエンザA(H1N2)vウイルスに感染した。インフルエンザA
(H3)v感染に関連する疾患は、2023年7月22日までの週(第29週)に発生した。
地元の公衆衛生当局による調査により、患者は発病前に、農産物品評会でブタ
に接触していたことが判明した。同品評会ではブタからインフルエンザAウイル
スが検出された。インフルエンザA(H1N2)v感染に関連する疾患は、2023年7月
CDC
29日までの週(第30週)に発生した。地元の公衆衛生当局による調査により、患
FluView.2023/07/29
者は発病前に農業品評会でブタに接触していたことが判明した。これは、インフ
ルエンザA(H3)vに感染した患者が参加したのと同じ農業品評会ではなかった。
どちらの患者も18歳未満で、入院せず、オセルタミビルの投与を受けて、病気
は回復あるいは、回復中である。いずれの患者にも関連するインフルエンザA
ウイルス変異株のヒトからヒトへの感染は確認されていない。調査は継続中で
ある。これらは、2023年に米国で報告された最初の変異型インフルエンザAウイ
ルスである。
シンガポールのDuke-NUS Medical Schoolの科学者らは、過去15年間カンボジ
アのブタ集団内で密かに流行していた、これまで知られていなかったブタインフ
ルエンザウイルスの数種類の株を特定するという重要な発見をした。研究を実
Khmer Times.
施するため、研究チームは2020年3月~2022年7月にかけて、カンボジアの4つ
https://www.khmertime の州の異なる群にある18の食肉処理場でブタから4089個の鼻腔ぬぐい液を採
skh.com/501357799/st 取した。これらのサンプルのうち、72例のブタがインフルエンザAウイルスの検
udy-reveals-diverse- 査で陽性であった。PNAS誌に掲載されたこの研究結果では、9つの異なるブタ
swine-flu-strainsインフルエンザA型ウイルスグループの存在が明らかになり、そのうち少なくとも
circulating-in7グループは2~15年間検出されていなかった。これらのグループの中には、ヒ
cambodian-pigs-forトからブタに感染し、10年間気付かれずに循環していた複数のH3系統が含まれ
15-years/
ていた。2009年のパンデミック中にヒト由来のH1N1サブタイプも検出され、優勢
であることが判明した。さらに、研究チームは、トリに由来する新たなブタ
European H1N2変異株(北米の遺伝子を保有する)も分離したことなどについて
記載。
2022年初夏に茨城県で心筋炎で亡くなられた患者について、2018年に国内の
マダニから初めて分離・同定されたオルソミクソウイルス科トゴトウイルス属に
IASR. 44(2023)109-111
属するオズウイルスによる感染症と診断された。オズウイルスが検出されたヒト
症例、死亡例はこれが世界で初めての報告となる。
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