保険収載までのロードマップ
先進医療技術名：子宮内膜スクラッチ
先進医療での適応疾患：胚移植を受ける不妊症患者のうち、
これまで反復して着床・妊娠に至らないもの

先進医療

臨床研究
・ 試験名Effects of endometrial
injury on frozen‐thawed blastocyst
transfer in hormone replacement
cycles. 松本由紀子ほか
・ 試験デザイン：無作為割付
2群間比較試験
・ 期間：2013.2～2013.6
被験者数：124
結果の概要：凍結融解胚盤胞移植を受け
た女性の妊娠率を増加させ、流産率を減少
させました。

・ 試験名：子宮内膜スクラッチ
・ 試験デザイン：
多施設共同非ランダム化比較対照研究
・ 期間：2022.4.1～2025.3.31
・ 被験者数：340例（実施群・非実施群各170例）
・ 主要評価項目：臨床妊娠率
・ 副次評価項目：血中hCG陽性率、
流産率、
異所性妊娠の発生率、
有害事象の発現率ほか

保
険
収
載

当該先進医療における
選択基準：・胚移植時の年齢が39歳以下である
・胚移植を受ける不妊症患者のうち、これまで良好胚盤胞移植を1回以上行っ
たものの着床・妊娠に至らない症例
・良好胚盤胞（day5グレード3BB以上）を用いた凍結融解胚盤胞移植を予定
している症例 等
除外基準：・PGT-Aを行った胚を移植予定の症例

国内ガイドライン記載：（有）
日本生殖医学会：着床に与える影響は定
まっていない（推奨度レベルC)

・2個胚移植を行う症例
・他の子宮内膜刺激（SEET法など）を実施予定の症例

欧米での現状
薬事承認：米国（無） 欧州（無）
ガイドライン記載：（無）

等

予想される有害事象：下腹部痛、出血を伴うことがある。また、ごくまれに感染（子宮
内膜炎、子宮付属器炎、卵管周囲炎、骨盤腹膜炎）を起こすことがある

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