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○先進医療会議からの報告について 総-1 (24 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00142.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第518回 3/23)《厚生労働省》 |
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医療技術の概要図
PICSI (Physiologic intracytoplasmic sperm injection)
申請医療機関:芝公園かみやまクリニック
【概要】PICSIは顕微授精の際に、DNA損傷の少ない成熟精子はヒアルロン酸に結合できるという特徴を利用し、ヒアルロン
酸に接着した精子を選別することで異数性胚の発生割合を下げ、流産率を低下させると報告されている。
成熟精子の特徴
・原形質膜の再構築が完了していて透明帯
とヒアルロン酸に結合できる。
・余分な細胞質を持たず、形態が良好である。
・核タンパクがヒストンからプロタミンに置き換
わっている。
・DNA鎖に断片化が少なく、染色体の
disomy,diploidyの頻度が4~5分の1である。
PICSI
Physiologic=生理的な
期待できる効果
・成熟精子はヒアルロン酸と透明帯に結合できる。
成熟精子を選別し注入すると…
ICSIにおいて
⇒精子の生理的な性質を利用し、透明帯等で自然
に行われている選別に近い形で精子を選別する。
DNA損傷の少ない精子
を注入できる!!
☆ICSIの際、選択するのが理想である。
結果的に⇒
・異数性胚の発生割合を下げる。
・流産率を低下させる。
ICSIにおける精子選別の実際
・ICSIを行うエンブリオロジストの経験や主観が大き
い。
・形態学的評価に頼る割合が高い。
ヒアルロン酸を使うメリット
・in vivoやC-IVFでは、必ず透明帯を通過してから卵
細胞質内に侵入していく。
・ICSIでは、透明帯の選別を省略してしまっている。
・ヒアルロン酸は、卵丘細胞複合体や女性生殖道内などに元々存在
する生体内成分であるため、安全性が高い。
・精子の不動化や選別に使われているPVPより細胞毒性が低い。
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PICSI (Physiologic intracytoplasmic sperm injection)
申請医療機関:芝公園かみやまクリニック
【概要】PICSIは顕微授精の際に、DNA損傷の少ない成熟精子はヒアルロン酸に結合できるという特徴を利用し、ヒアルロン
酸に接着した精子を選別することで異数性胚の発生割合を下げ、流産率を低下させると報告されている。
成熟精子の特徴
・原形質膜の再構築が完了していて透明帯
とヒアルロン酸に結合できる。
・余分な細胞質を持たず、形態が良好である。
・核タンパクがヒストンからプロタミンに置き換
わっている。
・DNA鎖に断片化が少なく、染色体の
disomy,diploidyの頻度が4~5分の1である。
PICSI
Physiologic=生理的な
期待できる効果
・成熟精子はヒアルロン酸と透明帯に結合できる。
成熟精子を選別し注入すると…
ICSIにおいて
⇒精子の生理的な性質を利用し、透明帯等で自然
に行われている選別に近い形で精子を選別する。
DNA損傷の少ない精子
を注入できる!!
☆ICSIの際、選択するのが理想である。
結果的に⇒
・異数性胚の発生割合を下げる。
・流産率を低下させる。
ICSIにおける精子選別の実際
・ICSIを行うエンブリオロジストの経験や主観が大き
い。
・形態学的評価に頼る割合が高い。
ヒアルロン酸を使うメリット
・in vivoやC-IVFでは、必ず透明帯を通過してから卵
細胞質内に侵入していく。
・ICSIでは、透明帯の選別を省略してしまっている。
・ヒアルロン酸は、卵丘細胞複合体や女性生殖道内などに元々存在
する生体内成分であるため、安全性が高い。
・精子の不動化や選別に使われているPVPより細胞毒性が低い。
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