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資料1-2 先進医療B評価表(整理番号141) (1 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40411.html
出典情報 先進医療会議 先進医療技術審査部会(第162回 6/19)《厚生労働省》
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第162回先進医療技術審査部会
令和6年6月19日

先進医療 B
評価委員

主担当: 戸高
副担当: 後藤

資料1-2

実施計画等評価表(番号 B141)
副担当: 山本

技術専門委員: 榎本

先進医療の名称

子宮頸部内視鏡検査(UCE:Uterine Cervical Endoscopy)

申請医療機関

香川大学医学部附属病院

医療技術の概要

子宮頸がんは、妊娠適齢期である 20 代から 40 代に罹患のピ
ークがある疾患であるが、定期的な検診によって早期発見が可
能で根治が見込まれるがんである。標準的診断手順では、現在、
検診の窓口である擦過細胞診にて陽性の際は、コルポスコピー
(双眼式膣拡大鏡)が勧められている。しかしながら、コルポ
スコピーでは、膣壁を拡げる際の痛みや砕石位を取る必要があ
るなどそれを理由に検診を受けない者も多い。また、子宮頸部
の視野確保や詳細な病変の診断が難しいこともあり、この検査
法は更なる改善の余地がある。そこで、若い女性でも受け入れ
やすく、かつ高い診断能を有する検査法の開発が求められてい
る。
研究者らは 2014 年より消化器内視鏡医と婦人科医が協働し、
上部消化管用途の狭帯域光・拡大機能搭載軟性拡大内視鏡
(magnifying endoscopy with narrow band imaging; ME-NBI:
オリンパス社)を子宮頸がん診断に応用する初めての試みを開
始した。ME-NBI の特色は、85 倍拡大倍率機能と生体内のがんの
血管を強調する画像強調機能からなる先進的な高精度イメージ
ング技術を搭載した上部消化管内視鏡スコープである。早期消
化管がん診断において生体内のがんの微細な構造や血管走行を
可視化することで病理診断に近い精密診断が可能である。さら
に、被検者は、左側臥位の体位での安心感や観察時に内視鏡送
気を用いるため機械的に膣壁を拡げる不快感も少ない点におい
てきわめて受容性の高い検査法となると期待される。
本研究では、子宮頸部内視鏡検査(UCE:Uterine Cervical
Endoscopy)がコルポスコピーに比し被検者受容度がより高いこ
とを検証することを主目的とする。副次的に UCE における子宮
頸部上皮内腫瘍(CIN:Cervical intraepithelial neoplasia)
2+及び CIN の検出感度がコルポスコピーのそれと同等であるか
を検証する。
○主要評価項目:
被検者受容度:質問表による検査の痛みスコア Visual Analogue
Scale(VAS) score(0-10cm)で評価する。
○副次評価項目: