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参考資料4 外国人介護人材の業務の在り方に関する検討会中間まとめ (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_40742.html
出典情報 社会保障審議会 障害者部会(第141回 7/4)《厚生労働省》
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に、一定期間、サービス提供責任者等が同行するなどにより必要な OJT を行う
こと。回数や期間については、利用者や外国人介護人材の個々状況により、受
入事業者により適切に判断すること。
③ キャリアアップに向けた支援が重要になるところ、受入事業者等は外国人介
護人材の訪問系サービスを実施する際、外国人介護人材に対して業務内容や注
意事項等について丁寧に説明を行い、その意向等を確認しつつ、外国人介護人
材のキャリアパスの構築に向けたキャリアアップ計画を作成すること。
④ ハラスメント対策の観点から、受入事業所内において、
・ ハラスメントを未然に防止するための対応マニュアルの作成・共有、管理
者等の役割の明確化
・ 発生したハラスメントの対処方法等のルールの作成・共有などの取組や環
境の整備
・ 相談窓口の設置やその周知等の相談しやすい職場環境づくり
・ 利用者・家族等に対する周知等の必要な措置を講ずること。


外国人介護人材の負担軽減や訪問先での不測の事態に適切に対応できるよ
うにする観点から、介護ソフトやタブレット端末の活用による記録業務の支援、
コミュニケーションアプリの導入や日常生活や介護現場での困りごと等が相
談できるような体制整備など、ICT の活用等も含めた環境整備を行うこと。



遵守事項について、受入事業者が適切に理解し、実施できるよう、国におい
てあらかじめ、具体的に想定される内容等を示すことが必要との意見があった。

<国が行う取り組み>


国においては、適切な指導体制の確保、ハラスメント対策等の人権保護、キ
ャリアアップ支援の促進等の観点から、以下①〜④の取組を行うべきである。

① 受入事業者への遵守事項を含めた適切な指導体制の確保の観点から、巡回訪
問等実施機関に関して、必要な体制強化を進めながら、提出された書類に基づ
いて、受入事業者への巡回訪問等を行うこととし、外国人介護人材の雇用管理
状況、OJT 等の実施状況、ハラスメント対策の対応状況、キャリアアップ支援
の実施状況等、前述の遵守事項が適切に実施されているかどうか、事業管理者
やサービス提供責任者等から、丁寧に聞き取り等を行い、確認すること。
② ハラスメントを防ぐなど、人権保護の観点から、第3者による母国語による
相談窓口を設けること。あわせて、相談窓口の周知をはかるとともに、相談内
容やその対応結果を分析し、相談窓口の質の向上を行うこと。
③ キャリアアップ支援の観点から、外国人介護人材が受入事業所で働きながら、
介護職員初任者研修を修了しやすくするため、地域医療介護総合確保基金事業
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