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資料2-2 全国福祉高等学校長会資料 (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_41488.html
出典情報 介護福祉士国家試験パート合格の導入に関する検討会(第2回 7/12)《厚生労働省》
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(4)加盟校アンケート調査結果・分析
全国福祉高等学校長会として
2040年(令和22年)度末までに新たに約69万人の介護人材が必要とされ、認知症高齢者や
高齢単身世帯の増加に伴う介護ニーズの複雑化・多様化に対応することが求められている。この中
で、高い専門性を持つ介護人材の確保・育成が喫緊の課題となっている。そのため、介護人材の基
盤を拡大する観点から、介護福祉士を目指す方々の重要性を踏まえて、介護福祉士資格の取得を
目指す受験者がより容易に受験できる仕組みの検討が始まった。
アンケート結果から、パート合格制度が実際に「高い専門性を有する介護人材の確保・育成」に寄
与するかについては疑問が残る結果となった。
パート合格は、一時的には受験者数や合格者数を増加させることができると推測できるが、長期的
には資格の価値を低下させ、結果的に受験者数の増加につながらない可能性がある。
まずは、資格制度の一元化及び給与や労働条件の改善による社会的地位の向上について推進す
ることで、介護福祉士を目指す者が増え、必要とされる介護人材の確保がより現実的な目標となる
と考える。
福祉系高校は、高校生の段階において介護ニーズの複雑化および多様化に対応する高度な専
門性を持つ人材を育成するという重要な教育機関としての役割を担っている。また、これからの未来
を担う子どもや若い世代が介護福祉士という職業に夢や憧れを持ち、「なりたい」「やりたい」と思う
ような魅力ある資格になることを願っている。
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全国福祉高等学校長会

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