よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


資料3 佐藤参考人提出資料 (29 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_42171.html
出典情報 妊娠・出産・産後における妊産婦等の支援策等に関する検討会(第3回 8/21)《厚生労働省》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

〈自治体種類別×負担感〉
東京都特別区、政令指定都市、市、町、村など自治体種類別による負担感の違いをみると
都特別区で「一時金のおかげで自己負担はほとんどなかった」が他自治体より顕著に少なか
った。
自治 体 種別 ×費 用 負についての感じ方
政令指定都市

都特別区



中核市

自己負担が大きくて驚いた

30.1

この程度の自己負担は当然と思った

21.1

18.7

一時金のおかげで自己負担はほとんどなかった

6.8



13.5

25.2

22.0

29.1

自己負担が大きくもう一人以上産みたいが躊躇…



23.6

不明

33.8

0.3
1.2

32.5

1.6

33.8

4.72.0

36.5

0.3
2.4

29.5

18.4

公的な負担がもっとあるといいと思った

27.2

22.0

15.8

32.7

0.6
1.6

日本は子どもを産みにくい国だと思った

30.4

19.5

14.7

32.8

0.7
1.9

特に不満はない

17.4

不明

23.9
42.7

12.8

15.2

20.2

34.8

6.52.2

18.0

15.7 2.2
1.1

0% 10% 20% 30% 40% 50% 60% 70% 80% 90% 100%

調査結果を踏まえての〈提言〉

(1)出産費用が高騰する状況と要因について、国が調査し明らかにすること
(2)「出産育児一時金」 を超えた自己負担が広がっている実態を把握し、負担を見直すこ
と。その際、主要国で実現されている「医療保険適用」や「出産無償化」についても検
討すること
(3)出産費用の負担が「産み控え」を招いている状況を深刻にとらえ、少子化対策の観点
からも「産みたい人が安心して産める環境」を早急に整備すること

調査結果について研究者 、現場支援者から
かん う



◆目白大学人間学部人間福祉学科 姜 恩和 准教授
1.調査への反響の大きさ自体がメッセージである
本調査は 15 日間という短期間の実施にも関わらず、全国から 1200 件を超える回答が寄
せられ、回答者の約 6 割は自由回答欄にも記載している。この結果は、出産費用に関する意見
を社会に届けたいという思いの表れであり、本調査が社会的に求められていることを意味する。

28