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参考資料1 非密封性放射性同位元素を用いた医療機器の医療法上の取扱いについて (6 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_44808.html
出典情報 社会保障審議会 医療部会(第111回 10/30)《厚生労働省》
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(参考)開発中の非密封放射性医療機器を用いた治療法の具体例
(SIRT :Selective Internal Radiation Therapy)


肝動脈を介してマイクロカテーテルを腫瘍血管に進め、マイク
ロカテーテルを介して放射線を放出するY-90マイクロビーズを腫
瘍内の血管または周辺灌流領域に送達、留置させ、放射線を内照
射させることによって肝細胞癌等を治療すること。



投与したY-90マイクロビーズは安定同位体であるジルコニウムー
90(Zr-90)に壊変し永久的に患者の体内に留置される。





欧米では2000年代初頭よりY-90マイクロビーズのような放射性
同位元素を含んだ動脈塞栓ビーズが医療機器として承認されてお
り、肝細胞癌を中心に選択的内照射療法に使用されている。

マイクロ
カテーテル

海外ガイドラインにおける位置づけ



BLCL1)ガイドラインの2022年改訂においてTACE2)と同列に
記載



肝細胞癌のNCCN3)ガイドラインにおいて切除不能かつ移植不
可の患者に対して動脈アプローチによる治療となっており、
SIRTは動脈アプローチによる治療に含まれている。

1) BLCL:Barcelona Clinic Liver Cancer
2) TACE:Transcatheter Arterial Chemo Embolization
3) NCCN:National Comprehensive Cancer Network
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