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令和6年版自殺対策白書 概要版 (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/hukushi_kaigo/seikatsuhogo/jisatsu/jisatsuhakusyo2024.html
出典情報 令和6年版自殺対策白書(10/29)《厚生労働省》
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コラム

こどもの学業不振の理解と学校での対応~スクールカウンセラー(SC)の立場から~
一般社団法人日本臨床心理士会

教育領域委員会 下田芳幸(佐賀大学)

ほか

⚫ こどもの自殺の原因・動機として代表的なもののひとつが「学業不振」であるが、学業不振は自己評価の低
下につながりやすく、「自分は無価値」という感覚に結びつくと自殺のリスク要因となり得る。
⚫ 学業不振のきっかけや、経過、影響は様々であり、うつ病や起立性調整障害など、本人の努力だけでカバー
しきれない発達的・認知的な要因が関わっていることもある。
⚫ 多面的・多角的な要因の理解のためには、教職員とスクールカウンセラーの情報共有はもちろん、家庭とも
連携を図っていくことが重要。

コラム

自傷・自殺未遂レジストリ(JAPAN Registry of Self-harm and Suicide Attempts)の
若年症例の概況について
一般社団法人いのち支える自殺対策推進センター

自殺総合対策部 自殺未遂者支援室長 青木藍(執筆当時)

⚫ いのち支える自殺対策推進センターは、日本臨床救急医学会と協働して、 自傷・自殺未遂者の登録システム
である「自傷・自殺未遂レジストリ(JA-RSA)」の運用を2022年12月より開始した。
⚫ JA-RSAの参画機関は救命救急センターであり、自傷・自殺未遂の頻度、症例の背景、手法などの変遷を把握
し、自殺対策に貢献していくことを目的としている。
⚫ 2023年末までに自傷・自殺未遂で受診した症例は1987件登録されている。そのうち、18歳以下の症例では、
18歳超の症例と比較して、やや女性が多く、手段としては過量服薬、飛び降りがやや多く、精神科受診歴が
ある例がやや少なく、自傷・自殺未遂歴がある例がやや多いといった傾向が推察された。
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