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資料2-2 ゾコーバ及びラゲブリオの電子化された添付文書一覧[1.9MB] (5 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_45738.html
出典情報 薬事審議会 医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和6年度第9回 12/4)《厚生労働省》
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ゾコーバ錠(5

表 16
4肝機能障害患者と健康成人との薬物動態比較
投与群




健康成人

健康成人に対する比※2

※1
AUC0Cma
x※1
i
nf
(
μg/
mL) (
μg・hr
/
mL)

2
0
.
5
(
1
5
.
1
)

8


機 軽度 9

障 中等度 8


表1
6
6 エンシトレルビルの薬物動態に及ぼす併用薬の影響

Cma
x

1
1
5
0
(
2
4
.
4
)

-

併用薬

-

1
8
.
2
(
1
7
.
0
)

1
1
8
0
(
3
0
.
1
)

0
.
8
9
(
0
.
7
7
1
.
0
2
)

1
.
0
3
(
0
.
8
1
1
.
2
9
)

1
5
.
3
(
3
0
.
4
)

1
0
0
3
(
2
4
.
6
)

0
.
7
4
(
0
.
6
0
0
.
9
1
)

0
.
8
7
(
0
.
7
1
1
.
0
8
)

本薬の単独投与時に対する比※1

投与量

AUC0i
nf

併用薬

本薬

本薬投与
1日目

本薬投与
5日目

Cma
x AUC0τ

Cma
x AUC0τ




1
.
1
0
1
.
2
4
1
.
3
1
1
.
0
5
イトラコナ 200mg
1日目
(
1
.
0
3
,
(
1
.
1
8
,
(
1
.
2
6
,
(
0
.
9
8
,
1
4
ゾール
1日 1回※2 3
7
5
mg、
※4 1
※4 1
※4 1
※4
.
1
8
)
.
3
0
)
.
3
8
)
1
.
1
4
)
2
〜5日目
0
.
7
9
0
.
6
2
0
.
5
4
0
.
9
2
1
2
5
mg
カルバマゼ 300mg
0
.
6
3
, (
0
.
5
5
, (
0
.
5
0
,
0
.
6
6
, (
1
4 (
※3
(
本剤)
ピン
1日 2回
※5 0
※5 0
※5 0
※5
.
9
9
)
.
6
9
)
.
5
9
)
1
.
2
8
)

※1
:幾何平均値(%変動係数)
※2
:幾何最小二乗平均の比(9
0
%信頼区間)

※1
:幾何最小二乗平均の比(9
0
%信頼区間)
※2
:イトラコナゾールは投与 1日目のみ 1日 2回投与
※3:カルバマゼピンは 1〜3日目は 100mgを 1日 2回投与、4〜7日目は
2
0
0
mgを 1日 2回投与し,8日目から 3
0
0
mgを 1日 2回投与
※4
:併用時 1
3例
※5
:併用時 3例

16.7薬物相互作用
16.
7.
1Inv
itro 試験
エンシトレルビルは CYP3Aを時間依存的に阻害し、CYP2B6及
び CYP3
Aを誘導する。
また、エンシトレルビルは P糖蛋白質(Pgp)及び乳がん耐性

注)本薬の承認された剤形は 125mg錠であり、用法・用量は「通
常、12歳以上の小児及び成人にはエンシトレルビルとして 1
日目は 375mgを、2日目から 5日目は 125mgを 1日 1回経口
投与する」である。

蛋白質(BCRP)の基質であり、Pgp、BCRP、有機アニオント
ランスポーターポリペプチド(OATP)1B1、OATP1B3、有機
アニオントランスポーター(OAT)3及び有機カチオントランス
ポーター(OCT)1を阻害する 8)

[8
.
、1
0
.
参照]

1
7
.臨床成績

16
.7
.2臨床試験
健康成人を対象に薬物相互作用を評価した。併用薬の薬物動態に

1
7
.
1有効性及び安全性に関する試験

及ぼすエンシトレルビルの影響及びエンシトレルビルの薬物動態

1
7
.
1
.
1国際共同第Ⅱ/
Ⅲ相試験[T
12
2
1試験]第Ⅲ相パート
12歳以上 70歳未満(18歳未満は体重 40kg以上に限る)の


に及ぼす併用薬の影響を表 165及び表 166に示す 2)、9)。[8.

SARSCoV2による感染症患者を対象に、1日目は本剤 375mg

10
.
、10.
2参照]

を、2日目から 5日目は本剤 125mgを 1日 1回経口投与したと

表1
65 併用薬の薬物動態に及ぼすエンシトレルビルの影響
用法・用量

併用薬
本薬

1日目
3
7
5
mg、
ミダゾラム
2
〜5日目
(
CYP3A基質)
1
2
5
mg
(
本剤)

デキサメタゾン
(
合成副腎皮
質ホルモン
製剤)
1日目
7
5
0
mg、
2
〜5日目
2
5
0
mg
※2、注
(
錠剤)
プレドニゾロン
(
合成副腎皮
質ホルモン
製剤)




きの、本剤の有効性及び安全性を検討することを目的としてプラ

併用薬の単独投与時に
対する比※1
Cma
x

セボ対照無作為化二重盲検並行群間比較試験を実施した。主要評
価項目は SARSCo
V2による感染症の 5症状が快復するまでの時

AUC0i
nf

併用薬

評価日

2
mg
単回

本薬投与
5日目

2
.
8
0
1
4
(
2
.
3
8
,3
.
3
0
)

本薬投与
5日目

3
.
4
7
1
.
4
7
(
3
.
2
3
,3
.
7
2
)
1
4
(
1
.
3
0
,1
.
6
7
)
※3
、※4

間(※1
)とした。
(※1)SARSCoV2による感染症の 5症状〔①倦怠感又は疲労

6
.
7
7
(
6
.
1
6
,
7
.
4
4
)

感、②熱っぽさ又は発熱、③鼻水又は鼻づまり、④喉の痛
み、⑤咳〕の各症状を被験者本人が 4段階(0:なし、1:
軽度、2:中等度、3:重度)で評価し、快復の定義は 5症
状のすべてが以下の状態を少なくとも 24時間持続した場合
とされた。

2
.
3
8
本薬最終
1
.
2
4
1
mg
(
2
.
2
3
,2
.
5
4
)
4
投与から 1
単回
(
1
.
0
9
,1
.
4
0
)
※4
5日目

・SARSCoV2による感染症の発症前から存在した既存症状

1
.
5
8
本薬最終
1
.
1
7
(
1
.
4
7
,1
.
7
0
)
4
投与から 1
(
1
.
0
4
,1
.
3
3
)
※3
、※4
1
0日目

が重度のものは中等度以下、中等度のものは軽度以下、軽

本薬投与
5日目

1
4

で、ベースライン(投与前検査)時点で悪化していると被
験者が判断した症状については、ベースライン時の重症度
度のものは軽度以下へ重症度が改善又は維持した状態とな
ること。

1
.
1
1
1
.
2
5
(
1
.
0
0
,1
.
2
4
) (
1
.
2
2
,1
.
2
8
)

・SARSCoV2による感染症の発症前から存在した既存症状
で、ベースライン(投与前検査)時点で悪化していないと

本薬最終
1
.
1
0
1
.
1
2
4
1
0
mg 投 与 か ら 1
(
0
.
9
9
,1
.
2
2
) (
1
.
1
0
,1
.
1
5
)
5日目
単回

被験者が判断した症状については、ベースライン時の重症
度が重度のものは重度以下、中等度のものは中等度以下、

本薬最終
0
.
9
9
1
.
0
4
4
投与から 1
(
0
.
8
9
,1
.
1
0
) (
1
.
0
1
,1
.
0
7
)
1
0日目

ジゴキシン
(
Pgp基質)

0
.
2
5
mg 本薬投与
単回
1日目

1
4

ロスバスタチン
5
0
0
mg
(
BCRP、
単回
OATP1B1及び

OATP1B3基質) (
本剤)

2
.
5
mg 本薬投与
単回
1日目

1
4

メトホルミン
(
OCT1、OCT2、
MATE1及び
MATE2基質)

5
0
0
mg
(
塩酸塩 本薬投与
として) 1日目
単回

軽度のものは軽度以下へ重症度が維持又は改善した状態と
なること。
CoV2による感染症の発症前には
・上記以外の症状[SARS-

1
.
3
1
2
.
1
7
(
1
.
1
3
,1
.
5
2
)
(
1
.
7
2
,2
.
7
3
)
※3
、※4

存在しておらず、ベースライン(投与前検査)時点以降に
発現した症状]については、なしの状態となること。

1
.
9
7
1
.
6
5
(
1
.
7
3
,2
.
2
5
) (
1
.
4
7
,1
.
8
4
)

無作為化された 1215例(日本人 662例)のうち、ベースライン
の鼻咽頭ぬぐい検体を用いた定性 RTPCRにより陽性と判断さ
れ、さらに COVI
D19の症状発現から無作為化割付までの時間が

1
.
0
3
1
.
0
2
1
4
(
0
.
9
1
,1
.
1
6
) (
0
.
9
4
,1
.
1
1
)

72時間未満であった 690例における、主要評価項目の結果は表
1
7
1及び図 1
7
1のとおりであった 10)。

※1
:幾何最小二乗平均の比(9
0
%信頼区間)
※2
:2
5
0
mg錠
※3
:併用時 1
1例
※4
:非併用時 1
3例

(5