よむ、つかう、まなぶ。

MC plus(エムシープラス)は、診療報酬・介護報酬改定関連のニュース、

資料、研修などをパッケージした総合メディアです。


2023年度 病院の経営状況について (2 ページ)

公開元URL https://www.wam.go.jp/hp/wp-content/uploads/250131_No009.pdf
出典情報 2023年度 病院の経営状況について(1/31)《福祉医療機構》
低解像度画像をダウンロード

資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。

2024-009

福祉医療機構(以下「機構」という。)では、

イルス感染症(以下「コロナ」という。)への対

毎年度、融資先の病院から経営状況等の報告を

応を行う医療機関に対し交付された病床確保料

いただいている。本稿では、主に 2023 年度決算

等の補助金(以下「コロナ補助金」という。)の

に係る経営状況1について分析した。

多くは、医業外収益に計上されたため、経常利
益率が医業利益率を大きく上回る傾向にあった。

1

病院の経営状況

1.1

しかし、2023 年 5 月にコロナが 5 類感染症に移

全体概況

行したことに伴い、コロナ補助金は縮小・終了

経常利益率はすべての病院類型で 2.0 ポイン
ト以上低下。とくに一般病院は 4.1 ポイント
低下し、△0.4%

した。そのため、2023 年度はコロナ補助金収益
が減少し、その結果、経常利益率の低下幅がよ
り大きくなっている。
経常利益率の低下により、赤字病院2の割合も

2023 年度の医業収益対医業利益率(以下「医

すべての類型において拡大した(図表 1)
。とく

業利益率」という。
)は、すべての類型において

に一般病院の赤字病院割合は前年度から 18.5

1.0 ポイント以上低下し、リサーチレポートの公

ポイント上昇し、51.0%となった。

表を開始した 2013 年度決算以降の最低値とな

長く続くコロナ禍や物価高騰の影響を受け、

った(前頁上図)
。一般病院および精神科病院の

近年の医業利益率は低下傾向にあったものの、

医業利益率はマイナス値であり、とくに、一般

コロナ補助金により経常利益率は一定の水準を

病院では 2022 年度△1.1%、2023 年度△2.3%

維持していた。しかし、2023 年度は、コロナ補

と推移しており、マイナス幅が拡大した。

助金の終了等により非常に厳しい経営状況に陥

また、経常収益対経常利益率(以下「経常利益

っている。

率」という。
)も、同様に過去最低値を記録した

次節からは病院類型ごとに経営状況が悪化し

(前頁下図)。経常利益率は、すべての類型で 2.0

た要因を確認する。

ポイント以上低下しており、医業利益率よりも
低下幅が大きい。2020 年度以降、新型コロナウ

(図表 1)黒字・赤字病院の割合

病院類型別
黒字病院(%)

41.3

43.1

58.7

56.9

30.1

20.8

32.5
51.0

69.9

79.2

67.5
49.0

34.7

65.3

赤字病院(%)

26.0

74.0

33.3

38.1

66.7

61.9

27.0

29.6

31.8

31.3

73.0

70.4

68.2

68.7

41.9

58.1

2019 2020 2021 2022 2023

2019 2020 2021 2022 2023

2019 2020 2021 2022 2023

一般病院

療養型病院

精神科病院

1 開設後 1 年未満の病院、医育機関附属病院、医師会立病院および個人立病院を除く。なお、本稿における 2023 年度の分析対象病院

(2,446 病院)の開設主体は、医療法人が 87.2%を占める
2 経常利益が 0 円未満を赤字とした

Copyright ⓒ 2025Welfare And Medical Service Agency (WAM). All rights reserved.

2