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03資料1-1高齢者に対するインフルエンザワクチンについて (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_52445.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会 予防接種基本方針部会 ワクチン評価に関する小委員会(第29回 2/20)《厚生労働省》
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【1】高齢者に対するインフルエンザワクチンについて

(1)インフルエンザワクチンに係るこれまでの経緯と薬事承認の状況

インフルエンザワクチンに係るこれまでの経緯
平成5(1993)年

【公衆衛生審議会答申(抜粋)】
現在、一般的な臨時接種の対象となっているインフルエンザについては、(中略)社会全体の流
行を阻止することを判断できるほどの研究データは十分に存在しない旨の意見をすでに提出して
おり、(中略)予防接種制度の対象から除外することが適当である。しかし、インフルエンザの
予防接種には、個人の発病防止効果と重症化防止効果がみとめられていることから、今後、各個
人が、かかりつけ医と相談しながら、接種を受けることが望ましい。

平成6(1994)年

小児に対するインフルエンザワクチンについては、ワクチンの接種によって、社会全体の流行を
阻止し得ることを積極的に肯定する研究データが十分に存在しないことから、予防接種法改正に
より定期接種の対象から除外された。

平成13(2001)年

高齢者等に接種した場合の発症防止・重症化防止効果が確認されたことから、予防接種法改正に
より、インフルエンザが二類疾病(現在のB類疾病)に位置付けられ、高齢者に対するインフル
エンザワクチンが定期接種化。

平成25(2013)年

第5回研究開発及び生産・流通部会において「経鼻投与ワクチン等の改良されたインフルエンザ
ワクチン」が開発優先度の高いワクチンの一つに位置づけられ、日本ワクチン産業協会の会員企
業に対して開発優先度の高いワクチンの開発要請を行った。

令和5(2023)年
3月

経鼻弱毒生インフルエンザワクチンの2歳から19歳未満に対する使用について、薬事承認された。

令和5(2023)年
5月

第25回ワクチン小委において、小児に対する経鼻弱毒生ワクチンについて、有効性・安全性に
ついては現行の不活化ワクチンと大きく変わりないとされ、引き続き科学的知見を収集する方針
となった。

令和6(2024)年
12月

高用量インフルエンザHAワクチンの60歳以上に対する使用について、薬事承認された。

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