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資料4_広島大学の取組 (8 ページ)

公開元URL https://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chousa/koutou/124/mext_00015.html
出典情報 今後の医学教育の在り方に関する検討会(第12回 3/21)《文部科学省》
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「未来の外科医療支援手当」の新設
【背景・概要】
〇 昨今,全国的に消化器外科などの外科医師数の
減少が診療体制に大きな影響を及ぼすことが懸念さ
れ,地域偏在、診療科偏在など医療の偏在が大きな
社会問題。
このことから,消化器外科など6診療科に所属す
る医科診療医に対し,広島大学病院の診療体制維持
及び未来の外科医療を守るための処遇改善(現行の
約1.3倍)を講ずることとした。

・消化器外科医の現状アンケート
(自分の子供に消化器外科医になることを勧めるか)
90年頃70%~80%→今回14.5%

○手当の名称:「未来の外科医療支援手当」
→広島大学病院の診療体制維持、
未来の外科医療を守るための処遇改善
○支給対象者
6診療科※(消化器外科,呼吸器外科,心臓血管外科,移植外科,乳腺外科,小児外科)に所属する
医科診療医(専攻医、専門医で、助教になる前)の約30人
※6診療科→広島大学外科専門研修プログラムを構成する消化器外科をはじめとした診療科
○支給額
120万円/年を支給
→近隣や確保財源からの設定ではなく、助教の年俸額と逆転しない額。
1.5倍(15万円/月)だと近すぎるため、1.3倍(10万円/月)を念頭にシミュレーションの上決定。
○実施に至る経緯
本院も他大学同様人勧対応等厳しい状況の中で、誰かが何かを始めないと変わらないことを危惧しての対応であり、
未来の医療への強い危機感からの実施。
実施に当っては、臨時医科領域運営会議を開催し、診療科長から幅広に意見をいただき、病院内のコンセンサスを得た。

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