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資料2-34 ワクチン接種後のGBS報告一覧[505KB] (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/newpage_00138.html
出典情報 厚生科学審議会・薬事審議会(合同開催) 予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会(第106回 4/14)医薬品等安全対策部会安全対策調査会(令和7年度第1回 4/14)(合同開催)《厚生労働省》
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別紙 1
医薬品、医療機器等の品質、有効性及び安全性の確保等に関する法律に基づく
製造販売業者からの副反応疑い報告状況について
ワクチン接種後のギラン・バレー症候群(GBS)が疑われる症例(症例経過)
症例 No.
1

症例経過
医師および機構より、73歳男性患者の情報を入手。
患者には、気管支拡張症、高血圧症、十二指腸潰瘍、喘息、風邪、低酸素血症、咽頭痛、咳、たんの原疾患/
合併症、結核の既往歴があった。結核によって右肺切除された。薬剤副作用歴、本人の体質、アレルギー歴は
不明。
肺炎予防のため、肺炎球菌ワクチン注射剤 (ニューモバックスNP) 0.5mg×1回/日を2011/06/14に皮下接種
した。(ロット番号は報告されていない)
その他の被疑薬として、非ピリン系感冒剤(4)(PL) (投与開始日:2011/06/09、投与量: 3包/日、使用理由:
咽頭痛、咳、たんあり)、アンブロキソール塩酸塩経口剤 (ムコブリン) (投与開始日:2011/06/09、投与量:
15mg×3回/日、使用理由:咽頭痛、咳、たんあり)、アモキシシリン水和物錠剤 (パセトシン) (投与開始日:
2011/06/09、投与量:250mg×3回/日、使用理由:咽頭痛、咳、たんあり)があった。
その他の併用薬に関しては「医薬品情報」を参照。

2011/06/09、咳、痰、咽頭痛にて当院に来院。鎮咳配合剤(1)(フスコデシロップ)10ml、アモキシシリン水和物
3J、非ピリン系感冒剤(4)3P、アンブロキソール塩酸塩処方。
2011/06/14、患者の希望により肺炎球菌ワクチン接種。
2011/06/14頃、歩行困難と両手の脱力が発現。
日付不明、ギラン・バレー症候群が発現。
日付不明、ギラン・バレー症候群による肢体及び体幹機能障害が発現。
2011/06/16頃、非ピリン系感冒剤(4)、アンブロキソール塩酸塩とアモキシシリン水和物を投与中止。
2011/06、咳が止まらない、痰でず、喘息あり。
2011/06/24、2、3日前より咳が止まらない、痰でず。喘息と診断。サルメテロールキシナホ酸塩・フルチカゾンプ
ロピオン酸エステル(アドエア250ディスカス) 朝夕、アンブロキソール塩酸塩2T2×とテオフィリン(テオドール)
250mg 2T2×を3日間分処方。生食250mg+アミノフィリン水和物(ネオフィリン)250mg投与。
2011/06/25、生食250mg+アミノフィリン水和物250mg投与。
2011/06/26、生食250mg+アミノフィリン水和物250mg投与。
2011/06/27、生食250mg+アミノフィリン水和物250mg投与。咳発作がつづき、サルメテロールキシナホ酸塩・フ
ルチカゾンプロピオン酸エステル2回/日を3回/日に変更。胸部CTにて風邪後気管支肺炎と診断し、メシル酸ガ
レノキサシン水和物(ジェニナック)400mgを7日分処方。テオフィリン250mg×2を5日分処方。
2011/06/28、生食250mg+アミノフィリン水和物250mg投与。症状軽減。
2011/06/29、生食250mg+アミノフィリン水和物250mg投与。サルメテロールキシナホ酸塩・フルチカゾンプロピオ
ン酸エステル増量にて症状軽減。咳発作なし。
2011/06/30、ふらつきあり。咳、喘鳴なし。風邪後気管支肺炎は回復。上肢の指先(2、3、4指)のしびれのた
め、テオフィリン、メシル酸ガレノキサシン水和物、点滴中止。

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