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資料10   先進医療合同会議の審議結果について【報告事項】 (31 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26038.html
出典情報 先進医療会議 先進医療技術審査部会(第135回 6/16)《厚生労働省》
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6.7.1. 推奨される併用療法・支持療法
以下の併用・支持療法が強く推奨される。行わなくてもプロトコール不適合とはしない。
①皮膚障害の予防
皮膚障害の予防として、テトラサイクリン系抗菌薬(ミノサイクリン)やマクロライド系
抗菌薬(クラリスロマイシン)の内服、保湿剤(ヘパリン類似物質)の塗布(特に、顔面、
頸部、前胸部、背部、手足)を行う。
ただし、テトラサイクリン系抗菌薬とマクロライド系抗菌薬のいずれにも過敏症の既往歴
を有する場合は、抗菌薬の内服は必須としない。
(処方例)
・ミノサイクリン 100mg/日 もしくは クラリスロマイシン 400mg/日 内服
・保湿剤 ヘパリン類似物質(特に、顔面、頸部、前胸部、背部、手足)
②皮膚障害の治療
皮膚障害出現時は、上記に記載した抗菌薬と保湿剤継続に加え、ステロイド含有軟膏(顔面・頸部:
ロコイド®など medium rank、体幹・四肢: マイザー®など very strong rank)などの適切な処置を行
うことが推奨される。Grade3 以上は皮膚科専門医の受診が勧められる。
(処方例)
・ミノサイクリン 100mg/日 もしくは クラリスロマイシン 400mg/日 内服
・保湿剤 ヘパリン類似物質(特に、顔面、頸部、前胸部、背部、手足)
・ステロイド含有軟膏
- 顔面・頸部: ロコイド®など medium rank
- 体幹・四肢: マイザー®など very strong rank
1 日 2 回 塗布
③低マグネシウム血症
血清マグネシウム濃度の 1.5mg /dL 未満への低下を目安として、マグネシウムの点滴静注による補
充をネシツムマブ投与日に行う。
(処方例)
硫酸 Mg 補正液 1mEq/mL 20mL+生理食塩水 100mL 60 分かけて点滴静注
④ネシツムマブによる infusion related reaction
以下の表に従い、対応することを推奨する。

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