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資料4-1 感染症定期報告感染症別文献一覧表 (14 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_26332.html |
出典情報 | 薬事・食品衛生審議会 薬事分科会医薬品等安全対策部会(令和4年度第1回 6/22)《厚生労働省》 |
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ID
感染症(PT)
出典
概要
52 COVID-19
研究者らは、2020年11月~2021年6月にDelhiから取得したゲノム及び疫学データを使
用した。2021年3月、アルファ変異株が症例の約40%を占めるまでに急増したが、2021
Science.
年4月にデルタが急速に優勢に置き換わった。Bayesian modelによると、デルタ変異株
https://www.science.org/d
はこれまでにDelhiで認められているCOVID-19の他の系統よりも、30%~70%感染力
oi/10.1126/science.abj993
が強かった。また、このモデルは、デルタ変異株が以前の感染によって誘発された免
2
疫を部分的に回避できることも示しており、以前の感染は、以前の系統に対して提供
するデルタ変異株の感染に対する保護の50~90%(50%bCI)しか提供しない。
53 COVID-19
WHOホームページ.
https://www.who.int/news
/item/26-11-2021classification-of-omicron(b.1.1.529)-sars-cov-2variant-of-concern
オミクロン株(B.1.1.529)の分類:懸念されるSARS-CoV-2変異株; 2021年11月24日、
南アフリカからB.1.1.529変異株が初めてWHOに報告された。ここ数週間、B.1.1.529変
異株の検出と同時に感染が急増している。初めて判明したB.1.1.529感染は、2021年
11月9日に採取された検体から確認された。 WHOはB.1.1.529を懸念される変異株
(VOC)に指定し、オミクロンと名付けた。
オミクロン株(B.1.1.529)の分類:懸念されるSARS-CoV-2変異株; 2021年11月24日、
WHOホームページ.
南アフリカからB.1.1.529変異株が初めてWHOに報告された。ここ数週間、B.1.1.529変
https://www.who.int/news
54 COVID-19
異株の検出と同時に感染が急増している。初めて判明したB.1.1.529感染は、2021年
/item/28-11-202111月9日に採取された検体から確認された。 WHOはB.1.1.529を懸念される変異株
update-on-omicron
(VOC)に指定し、オミクロンと名付けた。
2014年1月~2021年9月までにE型肝炎と届出された患者は2770例であった。国内で
感染したと推定された患者が大勢を占め(88%)、国外での感染が推定された件数は
113例(4.1%)であった。届出された2770例のうち、推定感染経路の記載があった国内
1035例で、その内訳はブタ(肉やレバーを含む)の喫食が428例(41%)と大部分を占
めていた。その他にはイノシシ99例(10%)、シカ88例(9%)などで、動物種不明の肉
(生肉、焼肉など)あるいはレバーがそれぞれ218例(21%)、79例(8%)であった(重複
を含む)。国外113例中では、水5例(4%)、ブタあるいは動物種不明の肉の喫食が30
55 E型肝炎
IASR. 42(2021)271-287
例(27%)であり、必ずしも正しい感染源でない可能性もあり、感染源が特定される
ケースは少ない。ブタのHEV感染が世界各地で確認されており、日本国内の調査でも
2~3か月齢のブタの糞便からHEV遺伝子が高率に検出され、また出荷時のブタ(6か
月齢)においては、感染歴を示す抗体保有率が90%以上であると報告されている。一
方で、出荷時のブタの血清や流通している豚レバーからはHEV遺伝子が検出されるも
のの、その頻度は低いとされている。また、国内の野生イノシシの抗体保有率(34%)
はブタより低いが、HEVが広く侵淫していることも明らかにされている。また、最近は
ラット、ウサギ、ラクダ由来のHEVの人への感染が報告されている。
新型インフルエンザAウイルス; 2020~21年のインフルエンザシーズン中に発生した
新型インフルエンザAウイルスによる3例のヒト感染が報告された。Indianaから、新型イ
H1N1インフルエン
ンフルエンザA(H1N2)変異株(A(H1N2)v)による1例のヒト感染が報告され、Iowaから
56
CDC FluView. 2021/10/30
ザ、インフルエンザ
インフルエンザA(H1N1)vによる2例のヒト感染が報告された。3例の患者全員が、ブタ
がいる農業イベントに参加したか、ブタがいる農場を訪れていた。 (2021年11月5日更
新)
57
H1N1インフルエン ProMED-mail
ザ
20211106.8699431
米CDCは、ブタに通常見られるインフルエンザウイルスの2種類の新たな変異株が、2
例の小児に感染したと報告している。新規のヒト感染の1例は、罹患前にブタと接触し
た場所で発生したが、他の1例はブタへの曝露は知られておらず、ヒトとヒトとの接触で
感染した可能性がある。 その2例はウイルスを他のヒトに広めたとは考えられていな
い。新たな変異株はH3N2及びH1N1のグループに属していることなどについて記載。
(2021年11月6日付け)
米CDCは2021年10月22日に、通常ヒトではなくブタにおいて広がるインフルエンザウイ
ルスに感染した米国の2例(H3N2vウイルス:1例、H1N1vウイルス:1例)のヒトについて
報告した。ノースダコタ州からは、2020-21年のインフルエンザシーズンに発生したイン
フルエンザA(H1N1)変異型(A(H1N1)v)ウイルスによる感染が1件、オハイオ州から
H3N2インフルエン
は、2021-22年のインフルエンザシーズンに発生したインフルエンザ(A(H3N2)v)ウイ
58 ザ、H1N1インフル CDC FluView. 2021/10/16 ルスによる感染が1件報告された。いずれの患者も18歳未満で、入院しておらず、病気
エンザ
から回復したか、回復しつつある。今回報告された2例の変異型インフルエンザウイル
ス感染のうち、1例の患者には、発症前にブタとの接触歴があったが、もう1例の症例で
は、直接的又は間接的なブタへの既知の接触は特定されておらず、限定的なヒトから
ヒトへの感染が起こった可能性がある。いずれの患者についても、現在進行中のヒト
からヒトへの感染は確認されていない。
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感染症(PT)
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概要
52 COVID-19
研究者らは、2020年11月~2021年6月にDelhiから取得したゲノム及び疫学データを使
用した。2021年3月、アルファ変異株が症例の約40%を占めるまでに急増したが、2021
Science.
年4月にデルタが急速に優勢に置き換わった。Bayesian modelによると、デルタ変異株
https://www.science.org/d
はこれまでにDelhiで認められているCOVID-19の他の系統よりも、30%~70%感染力
oi/10.1126/science.abj993
が強かった。また、このモデルは、デルタ変異株が以前の感染によって誘発された免
2
疫を部分的に回避できることも示しており、以前の感染は、以前の系統に対して提供
するデルタ変異株の感染に対する保護の50~90%(50%bCI)しか提供しない。
53 COVID-19
WHOホームページ.
https://www.who.int/news
/item/26-11-2021classification-of-omicron(b.1.1.529)-sars-cov-2variant-of-concern
オミクロン株(B.1.1.529)の分類:懸念されるSARS-CoV-2変異株; 2021年11月24日、
南アフリカからB.1.1.529変異株が初めてWHOに報告された。ここ数週間、B.1.1.529変
異株の検出と同時に感染が急増している。初めて判明したB.1.1.529感染は、2021年
11月9日に採取された検体から確認された。 WHOはB.1.1.529を懸念される変異株
(VOC)に指定し、オミクロンと名付けた。
オミクロン株(B.1.1.529)の分類:懸念されるSARS-CoV-2変異株; 2021年11月24日、
WHOホームページ.
南アフリカからB.1.1.529変異株が初めてWHOに報告された。ここ数週間、B.1.1.529変
https://www.who.int/news
54 COVID-19
異株の検出と同時に感染が急増している。初めて判明したB.1.1.529感染は、2021年
/item/28-11-202111月9日に採取された検体から確認された。 WHOはB.1.1.529を懸念される変異株
update-on-omicron
(VOC)に指定し、オミクロンと名付けた。
2014年1月~2021年9月までにE型肝炎と届出された患者は2770例であった。国内で
感染したと推定された患者が大勢を占め(88%)、国外での感染が推定された件数は
113例(4.1%)であった。届出された2770例のうち、推定感染経路の記載があった国内
1035例で、その内訳はブタ(肉やレバーを含む)の喫食が428例(41%)と大部分を占
めていた。その他にはイノシシ99例(10%)、シカ88例(9%)などで、動物種不明の肉
(生肉、焼肉など)あるいはレバーがそれぞれ218例(21%)、79例(8%)であった(重複
を含む)。国外113例中では、水5例(4%)、ブタあるいは動物種不明の肉の喫食が30
55 E型肝炎
IASR. 42(2021)271-287
例(27%)であり、必ずしも正しい感染源でない可能性もあり、感染源が特定される
ケースは少ない。ブタのHEV感染が世界各地で確認されており、日本国内の調査でも
2~3か月齢のブタの糞便からHEV遺伝子が高率に検出され、また出荷時のブタ(6か
月齢)においては、感染歴を示す抗体保有率が90%以上であると報告されている。一
方で、出荷時のブタの血清や流通している豚レバーからはHEV遺伝子が検出されるも
のの、その頻度は低いとされている。また、国内の野生イノシシの抗体保有率(34%)
はブタより低いが、HEVが広く侵淫していることも明らかにされている。また、最近は
ラット、ウサギ、ラクダ由来のHEVの人への感染が報告されている。
新型インフルエンザAウイルス; 2020~21年のインフルエンザシーズン中に発生した
新型インフルエンザAウイルスによる3例のヒト感染が報告された。Indianaから、新型イ
H1N1インフルエン
ンフルエンザA(H1N2)変異株(A(H1N2)v)による1例のヒト感染が報告され、Iowaから
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CDC FluView. 2021/10/30
ザ、インフルエンザ
インフルエンザA(H1N1)vによる2例のヒト感染が報告された。3例の患者全員が、ブタ
がいる農業イベントに参加したか、ブタがいる農場を訪れていた。 (2021年11月5日更
新)
57
H1N1インフルエン ProMED-mail
ザ
20211106.8699431
米CDCは、ブタに通常見られるインフルエンザウイルスの2種類の新たな変異株が、2
例の小児に感染したと報告している。新規のヒト感染の1例は、罹患前にブタと接触し
た場所で発生したが、他の1例はブタへの曝露は知られておらず、ヒトとヒトとの接触で
感染した可能性がある。 その2例はウイルスを他のヒトに広めたとは考えられていな
い。新たな変異株はH3N2及びH1N1のグループに属していることなどについて記載。
(2021年11月6日付け)
米CDCは2021年10月22日に、通常ヒトではなくブタにおいて広がるインフルエンザウイ
ルスに感染した米国の2例(H3N2vウイルス:1例、H1N1vウイルス:1例)のヒトについて
報告した。ノースダコタ州からは、2020-21年のインフルエンザシーズンに発生したイン
フルエンザA(H1N1)変異型(A(H1N1)v)ウイルスによる感染が1件、オハイオ州から
H3N2インフルエン
は、2021-22年のインフルエンザシーズンに発生したインフルエンザ(A(H3N2)v)ウイ
58 ザ、H1N1インフル CDC FluView. 2021/10/16 ルスによる感染が1件報告された。いずれの患者も18歳未満で、入院しておらず、病気
エンザ
から回復したか、回復しつつある。今回報告された2例の変異型インフルエンザウイル
ス感染のうち、1例の患者には、発症前にブタとの接触歴があったが、もう1例の症例で
は、直接的又は間接的なブタへの既知の接触は特定されておらず、限定的なヒトから
ヒトへの感染が起こった可能性がある。いずれの患者についても、現在進行中のヒト
からヒトへの感染は確認されていない。
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