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05【資料3】オミクロン株対応ワクチンについて (第二次とりまとめ) (10 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27763.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第36回 9/2)《厚生労働省》
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Cromer D, Steain M, Reynaldi A, Schlub TE, Wheatley AK, Juno JA, Kent SJ, Triccas JA, Khoury DS, Davenport MP. Neutralising antibody titres as predictors of protection against SARS-CoV-2 variants and
the impact of boosting: a meta-analysis. Lancet Microbe. 2022 Jan;3(1):e52-e61.
Khoury DS, Cromer D, Reynaldi A, Schlub TE, Wheatley AK, Juno JA, Subbarao K, Kent SJ, Triccas JA, Davenport MP. Neutralizing antibody levels are highly predictive of immune protection from symptomatic6
SARS-CoV-2 infection. Nat Med. 2021 Jul;27(7):1205-1211.

1.

2.

変異株及び実験室で調整した。
無作為化対象試験と観察的ケースコントロール研究の両方を含む。
各変異株に対する中和抗体価は、野生株に対する中和抗体価からの低下を考慮して調整した。

中和抗体価と発症予防効果の相関性※3

※1
※2
※3

また、変異株に対する臨床的なワクチン有効性を示している研究を分析す
ると、研究デザインにばらつき※2があったにも関わらず、各変異株に対す
る中和抗体価と発症予防効果の間に有意な相関がみられた(rs=0.81,
p=0.0005)。

結果:特定の変異株に対する中和抗体価は、野生株に対する中和抗体価と
強く相関していた一方で、免疫の獲得方法(感染またはワクチン接種)や
接種したワクチンの種類との間には有意な相関がみられなかった※1。

研究内容:変異株において、中和抗体価が臨床的なワクチン有効性の予測
因子となるか検証することを目的としたメタアナリシス。まず、野生株と
変異株に対する中和抗体価の関係性を調べるため、中和抗体価と臨床的な
ワクチン有効性に関する24の研究からの公表データを分析した。この分
析結果を、野生株のデータを基に構築された中和抗体価と臨床的なワクチ
ン効果を関連付けた既存の統計モデル2に統合することで、変異株に対す
る臨床的なワクチン有効性の推定可能性を検証した。さらに、この統計モ
デルを用いて追加接種に関するデータを分析することで、変異株に対する
臨床的なワクチン有効性に与える追加接種の影響を予測した。

Cromer et al1(Lancet Microbe, 2022)

各変異株に対する中和抗体価の
接種したワクチンの種類との相関(左図)と
野生株に対する中和抗体価との相関(右図)

中和抗体価と臨床的なワクチン有効性に関する研究からの公表データを分析すると、各変異株に対する中和抗
体価と発症予防効果の間に有意な相関がみられた。

中和抗体価と発症予防効果の相関性