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05【資料3】オミクロン株対応ワクチンについて (第二次とりまとめ) (9 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27763.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第36回 9/2)《厚生労働省》
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1.

Earle K, Ambrosino D, et al. Evidence for antibody as a protective correlate for COVID-19 vaccines. Vaccine. 22 July 2021; 39(32): 4423-4428.

※1 ファイザー社、モデルナ社、ガマレヤ社、アストラゼネカ社、シノバックス社、ノババックス社、
ジョンソン・エンド・ジョンソン社の7社のワクチン。
※2 各試験で中和抗体価の測定に用いたアッセイが異なるため、ヒト回復期血清でキャリブレーション後。
※3 leave-one-out交差検証を用いて検証。

著者らは、今回報告された結果は、ワクチン接種後の抗体価を保護の
相関(correlate of protection)の基礎として使用することを支持す
るものである、と報告している。

各バイオマーカー候補とVEとの関係をモデル化し、バイオマーカー反
応に基づいて各ワクチンのVEを予測した。
VNAについてはアストラゼネカとガマレヤ、結合抗体についてはシノ
バックを除くすべてのワクチンで、観測されたVEはモデル予測の
95%信頼区間内に収まっていた。

方法:7種類のワクチン※1の第Ⅲ相試験において、免疫原性※2および
有効性のデータを収集し、免疫原性とワクチン効果(感染予防効果)に
相関関係があるか解析した。
結果:ヒト回復期血清の力価に対してアッセイを校正したのち、ウイ
ルス中和抗体の抗体価(VNA)とVE、結合抗体価とVEに、強い相関が
見られた。
VNA比率とVE
相関係数(ρ=0.79)
結合抗体価比率とVE
相関係数(ρ=0.93)

Earle et al1(Vaccine, 2021)

中和抗体価

結合抗体価

免疫原性を用いたVE予測※3

免疫原性とVEの相関関係
結合抗体価比率
VNA比率

ウイルス中和抗体および結合抗体の抗体価とワクチン効果(VE)(感染予防効果)に強い相関関係が
認められた。

免疫原性とワクチン効果の相関関係

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