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参考資料2 がん対策推進基本計画(平成30年3月) (50 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27784.html
出典情報 がん対策推進協議会(第80回 9/5)《厚生労働省》
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検討する。
国は、専門的な緩和ケアの質を向上させるため、関係学会と連携して、緩和
医療専門医44、精神腫瘍医45、がん看護関連の専門・認定看護師、がん専門薬剤
師46、緩和薬物療法認定薬剤師47、がん病態栄養専門管理栄養士48、社会福祉士、
臨床心理士等の適正配置や緩和ケアチームの育成のあり方を検討する。
国は、緩和ケアの質を評価するための指標や基準を確立する。また、実地調
査や遺族調査等を定期的かつ継続的に実施し、評価結果に基づき、緩和ケアの
質の向上策の立案に努める。
国は、実地調査等を通じて、拠点病院等以外の病院における緩和ケアの実態
や患者のニーズを把握する。拠点病院等以外の病院においても、患者と家族の
QOLの向上を図るため、医師に対する緩和ケア研修会等を通じて、緩和ケア
の提供体制を充実させる。
国は、緩和ケア病棟の質を向上させるため、実地調査等の実態把握を行う。
その上で、緩和ケア病棟の機能分化等(緊急入院にも対応できる緩和ケア病棟
と従来の療養中心のホスピス・緩和ケア病棟等)のあり方について検討する。

44

「緩和医療専門医」とは、患者と家族を全人的に把握し、理解できる能力と資質を有す
る医師として、特定非営利活動法人日本緩和医療学会が認定する資格。平成 29(2017)年
4月時点で 178 名。
45
「精神腫瘍医」とは、がんが患者、家族、医療従事者の心に及ぼす影響を熟知し、臨床・
実践活動でがんに伴って生じる精神心理的な苦痛の軽減に取り組む精神科医又は心療内科
医のことをいう。
46
「がん専門薬剤師」とは、がん領域の薬物療法等に一定水準以上の実力を有し、医療現
場において活躍しうる薬剤師として、一般社団法人日本医療薬学会が認定する資格。平成
29(2017)年1月時点で 529 名。
47
「緩和薬物療法認定薬剤師」とは、緩和薬物療法に貢献できる知識・技能・態度を有す
る薬剤師として、一般社団法人日本緩和医療薬学会が認定する資格。平成 29(2017)年4
月時点で 595 名。
48
「がん病態栄養専門管理栄養士」とは、がんの栄養管理・栄養療法に関する高度な知識
と技術を取得した管理栄養士として、一般社団法人日本病態栄養学会と公益社団法人日本
栄養士会が認定する資格。平成 29(2017)年3月時点で 344 名。
46