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参考資料2 がん対策推進基本計画(平成30年3月) (80 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_27784.html
出典情報 がん対策推進協議会(第80回 9/5)《厚生労働省》
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ち、がんの予防に必要な注意を払い、必要に応じ、がん検診を受けるよう努め
ることとされており、今後のがん医療の向上に資するよう、以下の点について
も努力していくことが望まれる。


がん医療は、がん患者、家族、医療従事者の人間関係を基盤として成り立
っていることから、医療従事者のみならず、がん患者やその家族も、医療
従事者と信頼関係を築くことができるよう努めること。



がん患者が適切な医療を受けるためには、セカンドオピニオンに関する情
報の提示、がんに関する十分な説明、相談支援等が重要であるが、がん患
者やその家族も、医療従事者からの説明を受けながら、病態や治療内容等
について、理解するよう努めること。



がん患者を含めた国民の視点に立ったがん対策を実現させるため、がん患
者を含めた国民も、国、地方公共団体、関係者等と協力して、都道府県に
おけるがん対策の議論に参画するなど、がん医療や、がん患者とその家族
に対する支援を充実させることの重要性を認識し、行動するよう努めるこ
と。



国や地方公共団体が国民の理解を得るために行う普及啓発は重要である
が、治験を含む臨床試験を円滑に進めていくためには、がん患者の協力が
不可欠であることから、がん患者を含めた国民も、がんに関する臨床試験
の意義を理解するよう努めること。

4. 患者団体等との協力
国及び地方公共団体は、民間団体が行うがん患者の支援に関する活動、がん
患者の団体が行う情報交換等の活動等を支援するため、情報提供その他の必要
な施策を講ずるよう努める。
5. 必要な財政措置の実施と予算の効率化・重点化
基本計画による取組を総合的かつ計画的に推進し、全体目標を達成するため
には、がん対策を推進する体制を適切に評価していくこと、各取組の着実な実
施に向けて必要な財政措置を行っていくこと等が重要である。
一方、近年の厳しい財政事情の下では、限られた予算を最大限有効に活用す
ることによって、がん対策の成果を上げていくという視点が必要となる。
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