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(参考資料3)臨床研修医の労働時間と基本的臨床能力との関連性に関する検討 (3 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_22464.html
出典情報 勤務医に対する情報発信に関する作業部会(第2回 12/17)《厚生労働省》
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研究概要
• 目的
第3回医道審議会医師分科会医師臨床研修部会(令和2年1月31日)において、臨床研修制度における働き方改革への対応に
ついて議論された。臨床研修医の労働時間が短縮されることで、医師養成に負の影響が及ぼされることが懸念された。今後、臨
床研修医の至適労働時間を決定していく上で、既存データを活用し、労働時間と基本的臨床能力の関連性の検討を行うこととし
た。

• 基本的臨床能力評価試験(GM-ITE)
2005年9月にNPO法人日本医療教育プログラム推進機構(JAMEP: Japan Institute for Advancement of Medical Education
Program)が設立された。JAMEPは基本的臨床能力の客観的な評価指標とて「基本的臨床能力評価試験(GM-ITE: General
Medicine In-Training Examination)」を開発した。GM-ITEは、臨床研修医を対象とした「In-Training Exam」であり、2011年度(第1
回)より導入され、2019年度(第9回)には539病院、6,869名が受験する程の規模に拡大した。問題は「医療面接・プロフェッショナ
リズム」、「症候学・臨床推論」、「身体診察法・臨床手技」、「疾病各論」の4分野で構成されており、幅広い疾患領域(内科・外科・
小児科・産婦人科・精神科等)が網羅されている。

• 方法
2019年度JAMEP基本的臨床能力評価試験の結果および研修環境アンケートの結果を用いて、臨床研修医の労働時間と基本
的臨床能力との関連性を評価した。研修環境アンケートでは、 1週間の平均労働時間(日当直中の待機時間を含む)を調査し
た。

• 対象者
2019年度JAMEP基本的臨床能力評価試験の受験者の中で、研究参加に同意を得られたものを対象とした。
研究参加者:5,593人の初期臨床研修医(1年目:2,754人、2年目:2,839人)、539病院