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財政総論 (36 ページ)

公開元URL https://www.mof.go.jp/about_mof/councils/fiscal_system_council/sub-of_fiscal_system/proceedings/material/zaiseia20220926.html
出典情報 財政制度分科会(9/26)《財務省》
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GX(グリーントランスフォーメーション)に関する経緯

GX

○ 経済財政運営と改⾰の基本⽅針2022(令和4年6⽉7⽇閣議決定)(抄)[再掲]
第2章 1.
(4)グリーントランスフォーメーション(GX)への投資
今後10 年間に150 兆円超の投資を実現するため、成⻑促進と排出抑制・吸収を共に最⼤化する効果を持った、「成⻑志向型カーボンプライシング構
想」を具体化し、最⼤限活⽤する。
同構想においては、150 兆円超の官⺠の投資を先導するために⼗分な規模の政府資⾦を、将来の財源の裏付けをもった「GX経済移⾏債(仮
称)」により先⾏して調達し、複数年度にわたり予⾒可能な形で、速やかに投資⽀援に回していくことと⼀体で検討していく。

○ GX実⾏会議の設置



総理を議⻑とした政府における検討会議として、令和4年7⽉27⽇に第1回、同8⽉24⽇に第2回会議を開催。
「GX投資のための10年ロードマップ」 を本年内に取りまとめる予定。

(参考)第1回GX実⾏会議資料より
 GX実⾏会議における議論の⼤きな論点
1.⽇本のエネルギーの安定供給の再構築に必要となる⽅策
2.それを前提として、脱炭素に向けた経済・社会、産業構造変⾰への今後10年のロードマップ
 新たな5つの政策イニシアティブのポイント
(1)GX経済移⾏債(仮称)の創設
今後10年間に150兆円超の投資を実現するため、成⻑促進と排出抑制・吸収を共に最⼤化する効果を持った、 「成⻑志向型カーボンプライシング構想」を具体化し、最⼤限活⽤する。
同構想においては、150兆円超の官⺠の投資を先導するために⼗分な規模の政府資⾦を、将来の財源の裏付けをもった「GX経済移⾏債(仮称)」により先⾏して調達し、新たな規制・制度と併せ、複
数年度にわたり予⾒可能な形で、脱炭素実現に向けた⺠間⻑期投資を⽀援していくことと⼀体で検討する。
(2)規制・⽀援⼀体型投資促進策
国による⼤規模かつ中期・戦略的な財政出動に当たっては、規制・制度的措置を組み合わせて効果を最⼤化する。
(3)GXリーグの段階的発展・活⽤
GXリーグについては、約440社(我が国のCO2排出量の4割以上)の賛同を得て、本年度中に試⾏を開始し、来年度から⾃主的な排出量取引の推進やカーボンクレジット市場の整備を含め本格的
に取組を実施する等、将来的に⼤きく発展させる。
(4)新たな⾦融⼿法の活⽤
国による⼤規模かつ中期・戦略的な財政出動等を呼び⽔として、世界のESG資⾦を呼び込む。グリーン・ファイナンスの拡⼤に加え、トランジション・ファイナンスや、イノベーション・ファイナンス等の新たな⾦
融⼿法を組み合わせる。企業の情報開⽰の充実に加え、ESG評価機関の信頼性向上やデータ流通のための基盤整備等を⾏う。
(5)アジア・ゼロエミッション共同体構想など国際展開戦略
アジア・ゼロエミッション共同体構想の実現等により、アジア諸国の脱炭素化を進めるための協⼒体制を強化するとともに、⽶国等の先進国ともクリーンエネルギー分野のイノベーション協⼒を進める。

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