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資料1-3-2 新型コロナワクチン接種後の死亡として報告された事例の概要(スパイクバックス筋注) (5 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000208910_00052.html |
出典情報 | 第85回厚生科学審議会予防接種・ワクチン分科会副反応検討部会、令和4年度第14回薬事・食品衛生審議会薬事分科会医薬品等安全対策部会安全対策調査会(合同開催)(10/7)《厚生労働省》 |
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専門家による評価【令和4年9月2日時点】
No
年齢
(接種
時)
性別
接種日
発生日
(死亡日)
死因等
(報告者による見解・考察等)
ロット番号
接種回数
基礎疾患等
報告書上の記載
不明
14
15
不明
57歳
女
男
2021年7月2日
2021年7月29日
2021年7月24日
2021年7月31日
不明
3004229
1回目
2回目
報告医が
死因等の判断に
至った検査
因果関係
(報告医評価)
対応するMedDRA PT
他要因の可能性
の有無
ワクチンと死亡との
(報告医評価)
因果関係評価
(評価記号★)
※
※製造販売業者のくすり相談窓口を くも膜下出血※
通じた被接種者の家族からの報告内
容に基づく。
脊柱管狭窄症、アルコール依存症疑
い、アルコール性肝障害
高血圧で降圧剤内服中
急性心不全
くも膜下出血
不明※
関連なし※
不明※
γ
コメント
ワクチン接種後22日後のくも膜下出血であり、因果関係の
判断は難しい。くも膜下出血の診断の根拠も乏しい。
専門家による評価【令和4年10月7日時点】
γ
※〜8/5から変更なし。
急性心不全
検視
評価不能
有(原発性アル
ドステロン症、肝
機能異常、他)
γ
有(搬送先医療
機関からの死亡
報告のみで詳細
不明)
γ
(コメント無し)
※〜8/5から変更なし。
評価に用いた報告内容注2
ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)
コメント
資料番号
ワクチン接種後22日後のくも膜下出血であり、因果関係の
判断は難しい。くも膜下出血の診断の根拠も乏しい。
※〜9/2から変更なし。
γ
(コメント無し)
※〜9/2から変更なし。
(〜10/1の情報に基づく)
16
17
43歳
38歳
男
男
2021年8月3日
2021年8月15日
2021年8月17日
2021年8月18日
3003190
3004734
1回目
2回目
無
急性くも膜下出血
2021年7月18日COVID−19ワクチン
モデルナ筋注、武田薬品工業株式会
社Lot.3004228
致死性不整脈
8月16日に発熱あったが17日に解
熱。
くも膜下出血
不整脈
不明
評価不能
解剖、血液検査、
病理組織学的検 評価不能
査
有(本屍の死因
は致死性不整脈
と考える。ワクチ
ンの副反応の影
響は不明であ
る。)
γ
注射後5日目SAH, それ以前の情報不足
※〜8/5から変更なし。
本症例の2回目の接種に使用されたワクチンは、異物混入
が確認されたロットと同時期に同設備で製造されたことによ
り使用を見合わせられたロットである。剖検の結果、急性死
が示唆されること、死因に影響を及ぼす損傷を認めず中毒
学的にも異常を認めないことから死因は致死性不整脈と考
えると報告されており、ワクチンの影響は不明とされてい
る。致死性不整脈は確認されたものではなく除外診断であ
り、ワクチンと死亡との因果関係については評価不能であ
る。使用ロットに異物混入があったとした場合に異物が本症
例の死亡に与えた影響についても同様に評価不能である。
γ
γ
※〜8/5から変更なし。
18
→他の
新型コロ
ナワクチ
ン(コミナ
ティ)の
事例(資
料1-3-1
No.1108) 69歳
であるこ
とが判明
したため
削除。
女
2021年8月6日
2021年8月7日
不明
2回目
無
不明
男
2021年6月29日
2021年7月1日
3002540
1回目
高血圧症、高脂血症、高尿酸血症、
心房細動、発作性頻拍症
内服:アイミクスHD1T、アロプリノー
虚血性心疾患
ル100mg2T、イグザレルト15mg1T、
フレカイニド50mg4T分2、トリアゾラム
0.25mg
不明
不明
評価不能
不明
心筋虚血
検案
評価不能
有(虚血性心疾
患(死体検案書
診断))
注射後5日目SAH, それ以前の情報不足
※〜9/2から変更なし。
本症例の2回目の接種に使用されたワクチンは、異物混入
が確認されたロットと同時期に同設備で製造されたことによ
り使用を見合わせられたロットである。剖検の結果、急性死
が示唆されること、死因に影響を及ぼす損傷を認めず中毒
学的にも異常を認めないことから死因は致死性不整脈と考
えると報告されており、ワクチンの影響は不明とされてい
る。致死性不整脈は確認されたものではなく除外診断であ
り、ワクチンと死亡との因果関係については評価不能であ
る。使用ロットに異物混入があったとした場合に異物が本症
例の死亡に与えた影響についても同様に評価不能である。
※〜9/2から変更なし。
(〜10/1
の情報に
基づく)
19
20
55歳
27歳
男
2021年6月28日
2021年8月3日
不明
1回目
高度の僧帽弁閉鎖不全症(成因及び
タイプは僧帽弁逸脱症(P2逸脱))、 不明
心室性期外収縮、肩の脱臼、靱帯修 →急性心筋炎
復、肘の損傷、足の損傷、足部手術
(〜11/12の情報に基づく)
(〜11/12の情報に基づく)
不明
評価不能
→解剖、心エコー →関連あり
心筋炎
(〜11/12の情報
に基づく)
(〜11/12の情報
に基づく)
有(僧帽弁閉鎖
不全症)
γ
γ
死亡時の情報がなく死因が不明である。
※〜8/5から変更なし。
剖検で心筋炎の確定診断がなされているため、心筋炎の診
断自体は妥当と考えられる。
従って、7/6の心室細動、心停止の原因の一つとしては、心
筋炎の発症が時間的関連からは疑われる。その一方で、心
拍再開後の心エコーにて認められた高度の僧帽弁閉鎖不
全症(MR)が、左房径の著明な拡大を伴っていたことから、
MR自体はワクチン投与前より存在していた可能性も高く、
また原疾患・合併症・既往歴の欄に心室性期外収縮(PVC)
の記載もあるため、心筋炎の発症が既存のMRやPVCの病
態を悪化させ、心室細動・心停止に至った可能性も考えら
れる。
実際、補助循環用ポンプカテーテル(Impella)離脱後の
7/17の心エコーでは、左心系の高度な拡大は継続している
ものの肉眼的なEFは45%程度と比較的保たれている(7/8
よりは改善)ことから、8/3の多臓器不全・心停止は、心筋炎
による低心機能(ポンプ失調)のみが原因とは積極的には
疑いにくいとも考えられ、(併存病態の)高度MRによる心不
全の悪化も多臓器不全に寄与しているとも考えうる。
ワクチン接種後8日目の発症ということから、ワクチンが原
因である可能性は排除できないと考えるが、一方で得られ
ている情報からは、ワクチンが原因であることを示唆する根
拠は時間的関連性のみとも考えられる(ウイルス性による
発症も否定はできない)ため、ワクチン接種が心筋炎の原
因だと強く疑うことは困難と考える。
※〜8/5から変更なし。
5
γ
γ
死亡時の情報がなく死因が不明である。
※〜9/2から変更なし。
剖検で心筋炎の確定診断がなされているため、心筋炎の診
断自体は妥当と考えられる。
従って、7/6の心室細動、心停止の原因の一つとしては、心
筋炎の発症が時間的関連からは疑われる。その一方で、心
拍再開後の心エコーにて認められた高度の僧帽弁閉鎖不
全症(MR)が、左房径の著明な拡大を伴っていたことから、
MR自体はワクチン投与前より存在していた可能性も高く、
また原疾患・合併症・既往歴の欄に心室性期外収縮(PVC)
の記載もあるため、心筋炎の発症が既存のMRやPVCの病
態を悪化させ、心室細動・心停止に至った可能性も考えら
れる。
実際、補助循環用ポンプカテーテル(Impella)離脱後の
7/17の心エコーでは、左心系の高度な拡大は継続している
ものの肉眼的なEFは45%程度と比較的保たれている(7/8
よりは改善)ことから、8/3の多臓器不全・心停止は、心筋炎
による低心機能(ポンプ失調)のみが原因とは積極的には
疑いにくいとも考えられ、(併存病態の)高度MRによる心不
全の悪化も多臓器不全に寄与しているとも考えうる。
ワクチン接種後8日目の発症ということから、ワクチンが原
因である可能性は排除できないと考えるが、一方で得られ
ている情報からは、ワクチンが原因であることを示唆する根
拠は時間的関連性のみとも考えられる(ウイルス性による
発症も否定はできない)ため、ワクチン接種が心筋炎の原
因だと強く疑うことは困難と考える。
※〜9/2から変更なし。
症例No
No
年齢
(接種
時)
性別
接種日
発生日
(死亡日)
死因等
(報告者による見解・考察等)
ロット番号
接種回数
基礎疾患等
報告書上の記載
不明
14
15
不明
57歳
女
男
2021年7月2日
2021年7月29日
2021年7月24日
2021年7月31日
不明
3004229
1回目
2回目
報告医が
死因等の判断に
至った検査
因果関係
(報告医評価)
対応するMedDRA PT
他要因の可能性
の有無
ワクチンと死亡との
(報告医評価)
因果関係評価
(評価記号★)
※
※製造販売業者のくすり相談窓口を くも膜下出血※
通じた被接種者の家族からの報告内
容に基づく。
脊柱管狭窄症、アルコール依存症疑
い、アルコール性肝障害
高血圧で降圧剤内服中
急性心不全
くも膜下出血
不明※
関連なし※
不明※
γ
コメント
ワクチン接種後22日後のくも膜下出血であり、因果関係の
判断は難しい。くも膜下出血の診断の根拠も乏しい。
専門家による評価【令和4年10月7日時点】
γ
※〜8/5から変更なし。
急性心不全
検視
評価不能
有(原発性アル
ドステロン症、肝
機能異常、他)
γ
有(搬送先医療
機関からの死亡
報告のみで詳細
不明)
γ
(コメント無し)
※〜8/5から変更なし。
評価に用いた報告内容注2
ワクチンと死亡との
因果関係評価
(評価記号★)
コメント
資料番号
ワクチン接種後22日後のくも膜下出血であり、因果関係の
判断は難しい。くも膜下出血の診断の根拠も乏しい。
※〜9/2から変更なし。
γ
(コメント無し)
※〜9/2から変更なし。
(〜10/1の情報に基づく)
16
17
43歳
38歳
男
男
2021年8月3日
2021年8月15日
2021年8月17日
2021年8月18日
3003190
3004734
1回目
2回目
無
急性くも膜下出血
2021年7月18日COVID−19ワクチン
モデルナ筋注、武田薬品工業株式会
社Lot.3004228
致死性不整脈
8月16日に発熱あったが17日に解
熱。
くも膜下出血
不整脈
不明
評価不能
解剖、血液検査、
病理組織学的検 評価不能
査
有(本屍の死因
は致死性不整脈
と考える。ワクチ
ンの副反応の影
響は不明であ
る。)
γ
注射後5日目SAH, それ以前の情報不足
※〜8/5から変更なし。
本症例の2回目の接種に使用されたワクチンは、異物混入
が確認されたロットと同時期に同設備で製造されたことによ
り使用を見合わせられたロットである。剖検の結果、急性死
が示唆されること、死因に影響を及ぼす損傷を認めず中毒
学的にも異常を認めないことから死因は致死性不整脈と考
えると報告されており、ワクチンの影響は不明とされてい
る。致死性不整脈は確認されたものではなく除外診断であ
り、ワクチンと死亡との因果関係については評価不能であ
る。使用ロットに異物混入があったとした場合に異物が本症
例の死亡に与えた影響についても同様に評価不能である。
γ
γ
※〜8/5から変更なし。
18
→他の
新型コロ
ナワクチ
ン(コミナ
ティ)の
事例(資
料1-3-1
No.1108) 69歳
であるこ
とが判明
したため
削除。
女
2021年8月6日
2021年8月7日
不明
2回目
無
不明
男
2021年6月29日
2021年7月1日
3002540
1回目
高血圧症、高脂血症、高尿酸血症、
心房細動、発作性頻拍症
内服:アイミクスHD1T、アロプリノー
虚血性心疾患
ル100mg2T、イグザレルト15mg1T、
フレカイニド50mg4T分2、トリアゾラム
0.25mg
不明
不明
評価不能
不明
心筋虚血
検案
評価不能
有(虚血性心疾
患(死体検案書
診断))
注射後5日目SAH, それ以前の情報不足
※〜9/2から変更なし。
本症例の2回目の接種に使用されたワクチンは、異物混入
が確認されたロットと同時期に同設備で製造されたことによ
り使用を見合わせられたロットである。剖検の結果、急性死
が示唆されること、死因に影響を及ぼす損傷を認めず中毒
学的にも異常を認めないことから死因は致死性不整脈と考
えると報告されており、ワクチンの影響は不明とされてい
る。致死性不整脈は確認されたものではなく除外診断であ
り、ワクチンと死亡との因果関係については評価不能であ
る。使用ロットに異物混入があったとした場合に異物が本症
例の死亡に与えた影響についても同様に評価不能である。
※〜9/2から変更なし。
(〜10/1
の情報に
基づく)
19
20
55歳
27歳
男
2021年6月28日
2021年8月3日
不明
1回目
高度の僧帽弁閉鎖不全症(成因及び
タイプは僧帽弁逸脱症(P2逸脱))、 不明
心室性期外収縮、肩の脱臼、靱帯修 →急性心筋炎
復、肘の損傷、足の損傷、足部手術
(〜11/12の情報に基づく)
(〜11/12の情報に基づく)
不明
評価不能
→解剖、心エコー →関連あり
心筋炎
(〜11/12の情報
に基づく)
(〜11/12の情報
に基づく)
有(僧帽弁閉鎖
不全症)
γ
γ
死亡時の情報がなく死因が不明である。
※〜8/5から変更なし。
剖検で心筋炎の確定診断がなされているため、心筋炎の診
断自体は妥当と考えられる。
従って、7/6の心室細動、心停止の原因の一つとしては、心
筋炎の発症が時間的関連からは疑われる。その一方で、心
拍再開後の心エコーにて認められた高度の僧帽弁閉鎖不
全症(MR)が、左房径の著明な拡大を伴っていたことから、
MR自体はワクチン投与前より存在していた可能性も高く、
また原疾患・合併症・既往歴の欄に心室性期外収縮(PVC)
の記載もあるため、心筋炎の発症が既存のMRやPVCの病
態を悪化させ、心室細動・心停止に至った可能性も考えら
れる。
実際、補助循環用ポンプカテーテル(Impella)離脱後の
7/17の心エコーでは、左心系の高度な拡大は継続している
ものの肉眼的なEFは45%程度と比較的保たれている(7/8
よりは改善)ことから、8/3の多臓器不全・心停止は、心筋炎
による低心機能(ポンプ失調)のみが原因とは積極的には
疑いにくいとも考えられ、(併存病態の)高度MRによる心不
全の悪化も多臓器不全に寄与しているとも考えうる。
ワクチン接種後8日目の発症ということから、ワクチンが原
因である可能性は排除できないと考えるが、一方で得られ
ている情報からは、ワクチンが原因であることを示唆する根
拠は時間的関連性のみとも考えられる(ウイルス性による
発症も否定はできない)ため、ワクチン接種が心筋炎の原
因だと強く疑うことは困難と考える。
※〜8/5から変更なし。
5
γ
γ
死亡時の情報がなく死因が不明である。
※〜9/2から変更なし。
剖検で心筋炎の確定診断がなされているため、心筋炎の診
断自体は妥当と考えられる。
従って、7/6の心室細動、心停止の原因の一つとしては、心
筋炎の発症が時間的関連からは疑われる。その一方で、心
拍再開後の心エコーにて認められた高度の僧帽弁閉鎖不
全症(MR)が、左房径の著明な拡大を伴っていたことから、
MR自体はワクチン投与前より存在していた可能性も高く、
また原疾患・合併症・既往歴の欄に心室性期外収縮(PVC)
の記載もあるため、心筋炎の発症が既存のMRやPVCの病
態を悪化させ、心室細動・心停止に至った可能性も考えら
れる。
実際、補助循環用ポンプカテーテル(Impella)離脱後の
7/17の心エコーでは、左心系の高度な拡大は継続している
ものの肉眼的なEFは45%程度と比較的保たれている(7/8
よりは改善)ことから、8/3の多臓器不全・心停止は、心筋炎
による低心機能(ポンプ失調)のみが原因とは積極的には
疑いにくいとも考えられ、(併存病態の)高度MRによる心不
全の悪化も多臓器不全に寄与しているとも考えうる。
ワクチン接種後8日目の発症ということから、ワクチンが原
因である可能性は排除できないと考えるが、一方で得られ
ている情報からは、ワクチンが原因であることを示唆する根
拠は時間的関連性のみとも考えられる(ウイルス性による
発症も否定はできない)ため、ワクチン接種が心筋炎の原
因だと強く疑うことは困難と考える。
※〜9/2から変更なし。
症例No