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資料3-10 押谷先生、鈴木先生、西浦先生、脇田座長提出資料 (16 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第103回 10/20)《厚生労働省》
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第8波の流行のリスク評価(1)
• 国内の多くの地域で感染者は増加に転じており、一部のヨーロッパやアジアの国々
の状況から考えても第8波の流行が起こる可能性は非常に高いと考えられる。

• 今後、伝播性や病原性の大きく異なる変異株が出現するリスクは存在しているが、
現在世界で増加傾向にあるオミクロン株のさまざまな派生株はBA.5に比べ伝播性は
必ずしも高くなく、むしろ免疫逃避によって優位性を獲得していると考えられる。
• 今後の流行の規模や重症者数・死亡者数は人口内の免疫状況によって大きく規定さ
れていく可能性が考えられる。
• ワクチンや自然感染の免疫は減弱していくことが示されており、比較的長期にわ
たって維持されるとされていたワクチン初回接種後の重症化阻止効果も接種後8ヵ
月以降には減弱することが示されている。

• 多くの高齢者が3回目接種後8ヶ月が経過していること、高齢者の4回目接種の接
種率は76%程度であること、60歳未満の多くの人は今後4回目接種の対象となるこ
とが第8波の流行のリスクに影響する可能性が考えられる。
• 国内では各国に比べて人口あたりの既感染者の割合が低いと考えることも第8波の
流行動態に影響する可能性が考えられる。

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