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資料3-10 押谷先生、鈴木先生、西浦先生、脇田座長提出資料 (4 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_00395.html
出典情報 新型コロナウイルス感染症対策アドバイザリーボード(第103回 10/20)《厚生労働省》
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ハザードの評価①伝播性
• ハザードであるSARS-CoV-2の評価をするためには、WHOのPISAに記載されて
いるように伝播性と疾患としての重症度を評価する必要がある。
• 伝播性を評価する指標としては、基本再生産数(R0)がある。SARS-CoV-2の
R0は武漢株でも2.5程度あったとされ、オミクロン株BA.1では5程度、BA.5では
5を超えているとされている。これは季節性インフルエンザ1.2~1.6程度、スペ
インインフルエンザの1.8程度と比較しても非常に高い値であり、伝播性の観点
からは季節性インフルエンザとは大きく異なる感染症となっている。
• 病原体固有の伝播性に加え、部分的に免疫を有する人口では、実効再生産数を1
以上に保つ新規変異株が次第に自然選択されることによって流行を持続させる
メカニズムが成立している。その程度が際立っているため、1年に1度の季節的
な流行を認めるのではなく、年間に何度も流行を引き起こして複数の波を認め
ている。結果としてそのことが高いインパクトをもたらすことにつながってい
る。

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