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資料3-2:第2期循環器病対策推進基本計画本文(案) (11 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29265.html |
出典情報 | 循環器病対策推進協議会(第10回 11/25)《厚生労働省》 |
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3.全体目標
法の基本理念に照らし、次に掲げる「循環器病の予防や正しい知識の普及啓
発」、
「保健、医療及び福祉に係るサービスの提供体制の充実」及び「循環器病の
研究推進」の3つの目標を達成することにより、「2040 年までに3年以上の健康
寿命の延伸10及び循環器病の年齢調整死亡率11の減少」を目指す。
(1)循環器病の予防や正しい知識の普及啓発
回復期及び慢性期にも再発や増悪を来しやすいといった循環器病の疾患上の
特徴に鑑み、循環器病の発症予防及び合併症の発症や症状の進展等の重症化予
防に重点を置いた対策を推進する。循環器病の予防には、生活習慣等に対する国
民の意識と行動の変容が必要であることから、国民に対し、循環器病とその多様
な後遺症に関する十分かつ的確な情報提供を行うとともに、発症後早期の対応
やその必要性に関する知識の普及啓発も行うことで、効果的な循環器病対策を
進める。
(2)保健、医療及び福祉に係るサービスの提供体制の充実
急性期には発症後早急に適切な診療を開始する必要があるという循環器病の
特徴に鑑み、地域医療構想の実現に向け、高度急性期及び急性期から回復期及び
慢性期までの病床の機能の分化及び連携等に取り組み、都道府県が地域の実情
に応じた医療提供体制の構築を進める。循環器病の患者については、それぞれの
関係機関が相互に連携しながら、継続して必要な医療、介護及び福祉に係るサー
ビスを提供することが必要である。患者が可能な限り住み慣れた地域でその有
する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、地域包括ケアシス
テムの構築を推進することで、効果的かつ持続可能な保健、医療及び福祉に係る
サービスの提供体制の充実を図る。また、感染症拡大や災害等の有事においても
医療の確保を適切に図ることができるような医療提供体制の整備を進める。
10
令和元(2019)年5月に厚生労働省 2040 年を展望した社会保障・働き方改革本部におい
て取りまとめられた「健康寿命延伸プラン」において、
「2040 年までに健康寿命を男女共に
3年以上延伸し(2016 年比)
、75 歳以上とすることを目指す」こととされている。なお、平
成 28(2016)年の健康寿命は、男性 72.14 年、女性 74.79 年である。
11
年齢調整死亡率について、脳血管疾患は、男性 34.2、女性 18.8(平成 30(2018)年)
、
心疾患は、男性 63.0、女性 32.3(平成 30(2018)年)であり、これを基準とする。
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法の基本理念に照らし、次に掲げる「循環器病の予防や正しい知識の普及啓
発」、
「保健、医療及び福祉に係るサービスの提供体制の充実」及び「循環器病の
研究推進」の3つの目標を達成することにより、「2040 年までに3年以上の健康
寿命の延伸10及び循環器病の年齢調整死亡率11の減少」を目指す。
(1)循環器病の予防や正しい知識の普及啓発
回復期及び慢性期にも再発や増悪を来しやすいといった循環器病の疾患上の
特徴に鑑み、循環器病の発症予防及び合併症の発症や症状の進展等の重症化予
防に重点を置いた対策を推進する。循環器病の予防には、生活習慣等に対する国
民の意識と行動の変容が必要であることから、国民に対し、循環器病とその多様
な後遺症に関する十分かつ的確な情報提供を行うとともに、発症後早期の対応
やその必要性に関する知識の普及啓発も行うことで、効果的な循環器病対策を
進める。
(2)保健、医療及び福祉に係るサービスの提供体制の充実
急性期には発症後早急に適切な診療を開始する必要があるという循環器病の
特徴に鑑み、地域医療構想の実現に向け、高度急性期及び急性期から回復期及び
慢性期までの病床の機能の分化及び連携等に取り組み、都道府県が地域の実情
に応じた医療提供体制の構築を進める。循環器病の患者については、それぞれの
関係機関が相互に連携しながら、継続して必要な医療、介護及び福祉に係るサー
ビスを提供することが必要である。患者が可能な限り住み慣れた地域でその有
する能力に応じ自立した日常生活を営むことができるよう、地域包括ケアシス
テムの構築を推進することで、効果的かつ持続可能な保健、医療及び福祉に係る
サービスの提供体制の充実を図る。また、感染症拡大や災害等の有事においても
医療の確保を適切に図ることができるような医療提供体制の整備を進める。
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令和元(2019)年5月に厚生労働省 2040 年を展望した社会保障・働き方改革本部におい
て取りまとめられた「健康寿命延伸プラン」において、
「2040 年までに健康寿命を男女共に
3年以上延伸し(2016 年比)
、75 歳以上とすることを目指す」こととされている。なお、平
成 28(2016)年の健康寿命は、男性 72.14 年、女性 74.79 年である。
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年齢調整死亡率について、脳血管疾患は、男性 34.2、女性 18.8(平成 30(2018)年)
、
心疾患は、男性 63.0、女性 32.3(平成 30(2018)年)であり、これを基準とする。
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