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薬-3 (14 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212451_00054.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第192回 12/2)《厚生労働省》
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その他

現状
現在は、医薬品の出荷停止、出荷調整等により安定供給に支障が生じている品目が多くなってお
り、供給不安を解消するために供給不安品目の増産や品質管理体制の強化などが行われている。
現在の薬価制度は、薬価改定を経るごとに価格が引き下がる仕組みであるが、特に直近では消費
税改定も含め5年連続改定されており、それまでの通常改定と比較して2倍のスピードで価格が引
き下がっている。
後発医薬品のうち、薬価に対する原価率の割合が高くなっている品目も多く、基礎的医薬品や安
定確保医薬品といった、医療上の必要性の高い医薬品もある。
最近では、原材料の高騰等により製造原価の影響も大きくなっており、品目の製造実態によって
物価高の影響は様々であるが、一般的な消費財等と異なり、製品の価格転嫁は薬価が上限となる。
物価高騰や為替変動の影響等により不採算となっている医薬品の状況の業界調査では、安定供給
の確保の必要性が特に高いと考えられる品目において、696品目(94社)が物価高騰等の影響を
受け、不採算となっているとの報告もある。(全体13,370品目(薬価基準告示ベース)、998社)
薬価改定を巡っては、このような安定供給の確保のほか、新薬への影響、調整幅が与える影響等
も関連する課題としてあげられる。

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