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参考資料3:循環器病対策推進基本計画 (10 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29443.html |
出典情報 | 循環器病対策推進協議会(第11回 12/6)《厚生労働省》 |
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女共に約 0.3 年短縮されたものの、依然として 10 年近くあり10、更なる短縮に
向けた取組が望まれる。この差を短縮するには、循環器病対策においても、発症
予防を一層推進する必要がある。また、これと同時に、罹患しても日常生活にで
きるだけ制限を受けずに生活していく、すなわち、疾病と共生するための幅広い
社会連携に基づく取組も併せて進めることが望まれている。
循環器病の治療については、症状を和らげる対症療法が発達してきたのに対
して、疾病の原因に基づいた治療は発展途上である。循環器病研究においては、
今後、対症療法にとどまらず、疾病の原因に基づく治療法やより低侵襲で有効な
診断法・治療法を開発し、活用していくことが求められる。
そして、これらの循環器病対策を推進する基盤として、循環器病の実態を把握
し、それを可視化することの重要性も指摘されている。生活習慣病予備群を含め
た患者数は多いと考えられ、また、それぞれの治療法や病状は多様であるため、
その把握は容易ではないが、循環器病の現状を可視化し、循環器病対策の評価及
び検証並びに新たな課題の抽出につなげる必要性について指摘がある。
こうした課題を踏まえ、基本計画では、循環器病対策を総合的かつ計画的に推
進することを目的として、国の循環器病対策の基本的な方向性について明らか
にする。
10
平成 28(2016)年の健康寿命と平均寿命の差は男性 8.84 年、女性 12.35 年。なお、平
成 28(2016)年の健康寿命は、男性 72.14 年、女性 74.79 年である。
7
向けた取組が望まれる。この差を短縮するには、循環器病対策においても、発症
予防を一層推進する必要がある。また、これと同時に、罹患しても日常生活にで
きるだけ制限を受けずに生活していく、すなわち、疾病と共生するための幅広い
社会連携に基づく取組も併せて進めることが望まれている。
循環器病の治療については、症状を和らげる対症療法が発達してきたのに対
して、疾病の原因に基づいた治療は発展途上である。循環器病研究においては、
今後、対症療法にとどまらず、疾病の原因に基づく治療法やより低侵襲で有効な
診断法・治療法を開発し、活用していくことが求められる。
そして、これらの循環器病対策を推進する基盤として、循環器病の実態を把握
し、それを可視化することの重要性も指摘されている。生活習慣病予備群を含め
た患者数は多いと考えられ、また、それぞれの治療法や病状は多様であるため、
その把握は容易ではないが、循環器病の現状を可視化し、循環器病対策の評価及
び検証並びに新たな課題の抽出につなげる必要性について指摘がある。
こうした課題を踏まえ、基本計画では、循環器病対策を総合的かつ計画的に推
進することを目的として、国の循環器病対策の基本的な方向性について明らか
にする。
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平成 28(2016)年の健康寿命と平均寿命の差は男性 8.84 年、女性 12.35 年。なお、平
成 28(2016)年の健康寿命は、男性 72.14 年、女性 74.79 年である。
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