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参考資料3:循環器病対策推進基本計画 (29 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_29443.html |
出典情報 | 循環器病対策推進協議会(第11回 12/6)《厚生労働省》 |
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今後、対症療法にとどまらず、原因に基づく治療法や、より低侵襲で有効な診
断法・治療法を開発し、治療等に係る幅広い選択肢を国民に提供していくために
は、コホート研究等によるリスク因子の同定、遺伝子や分子細胞レベルでの研究
や臓器の相互作用(臓器連関)をはじめとする病態解明から、病態分子機序を標
的とした新規治療法や診断技術の開発に向けた臨床研究をシームレスに進める
ことが重要である。
歯科疾患が感染性心内膜炎等の発症に影響を及ぼすことや、生活習慣病及び
循環器病と関連があることが示されている。心臓と腎臓の機能低下は互いに影
響を及ぼすことなど、循環器病の発症や進行においては、他の臓器が関連するこ
とも示唆されている。また、循環器病の克服を目指し、大規模データの活用や、
目覚ましい発展を遂げているゲノム・オミックス解析やAIによる画像診断な
どデジタル技術等の活用等による革新的な診断法や治療法の開発が求められて
いる。
さらに、災害時や長時間の旅行時等に発症することが知られている肺血栓塞
栓症等、生活習慣に端を発する循環器病の他にも、幅広く循環器病の対策を進め
るための研究を推進する必要がある。
(取り組むべき施策)
基礎的な研究から実用化に向けた研究までを一体的に推進するためAMED
において、病態を解明するための研究を含め、有望な基礎研究の成果の厳選及び
診断法・治療法等の開発に向けた研究と速やかな企業導出の実施に向けた取組
を推進する。
安全性を確保した上で、患者の苦痛軽減といったニーズを踏まえつつ、循環器
病の病態解明、新たな診断技術や治療法の開発、リハビリテーション等の予後改
善、QOL向上等に資する方法の開発、循環器病の主要な危険因子である生活習
慣病の状況に加え、遺伝的素因等を含めた多様な観点から個人の発症リスク評
価や個人に最適な予防法・治療法の開発等に関する研究を、既存の取組と連携し
つつ、体系的かつ戦略的に推進する。
医療分野以外の研究者や企業も含め適切に研究開発を行うことができるよう、
医工連携といった異分野融合も図りながら、研究開発を推進する。アカデミアに
よる医療への出口を見据えたシーズ研究を行うとともに、こうしたシーズも活
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断法・治療法を開発し、治療等に係る幅広い選択肢を国民に提供していくために
は、コホート研究等によるリスク因子の同定、遺伝子や分子細胞レベルでの研究
や臓器の相互作用(臓器連関)をはじめとする病態解明から、病態分子機序を標
的とした新規治療法や診断技術の開発に向けた臨床研究をシームレスに進める
ことが重要である。
歯科疾患が感染性心内膜炎等の発症に影響を及ぼすことや、生活習慣病及び
循環器病と関連があることが示されている。心臓と腎臓の機能低下は互いに影
響を及ぼすことなど、循環器病の発症や進行においては、他の臓器が関連するこ
とも示唆されている。また、循環器病の克服を目指し、大規模データの活用や、
目覚ましい発展を遂げているゲノム・オミックス解析やAIによる画像診断な
どデジタル技術等の活用等による革新的な診断法や治療法の開発が求められて
いる。
さらに、災害時や長時間の旅行時等に発症することが知られている肺血栓塞
栓症等、生活習慣に端を発する循環器病の他にも、幅広く循環器病の対策を進め
るための研究を推進する必要がある。
(取り組むべき施策)
基礎的な研究から実用化に向けた研究までを一体的に推進するためAMED
において、病態を解明するための研究を含め、有望な基礎研究の成果の厳選及び
診断法・治療法等の開発に向けた研究と速やかな企業導出の実施に向けた取組
を推進する。
安全性を確保した上で、患者の苦痛軽減といったニーズを踏まえつつ、循環器
病の病態解明、新たな診断技術や治療法の開発、リハビリテーション等の予後改
善、QOL向上等に資する方法の開発、循環器病の主要な危険因子である生活習
慣病の状況に加え、遺伝的素因等を含めた多様な観点から個人の発症リスク評
価や個人に最適な予防法・治療法の開発等に関する研究を、既存の取組と連携し
つつ、体系的かつ戦略的に推進する。
医療分野以外の研究者や企業も含め適切に研究開発を行うことができるよう、
医工連携といった異分野融合も図りながら、研究開発を推進する。アカデミアに
よる医療への出口を見据えたシーズ研究を行うとともに、こうしたシーズも活
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