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総-5-1○最適使用推進ガイドラインについて (5 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212500_00173.html |
出典情報 | 中央社会保険医療協議会 総会(第536回 1/18)《厚生労働省》 |
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2.本剤の特徴、作用機序
イミフィンジ点滴静注 120 mg 及び同点滴静注 500 mg(一般名:デュルバルマブ(遺
伝子組換え)、以下「本剤」
)は、ヒト programmed cell death ligand 1(PD-L1)に対する
免疫グロブリン G1κ(IgG1κ)サブクラスのヒト型モノクローナル抗体である。
CD274(PD-L1)は、生体内において抗原提示細胞等に発現しており、活性化したリ
ンパ球(T 細胞、B 細胞及びナチュラルキラーT 細胞)等に発現する CD279(PD-1)及
び CD80(B7-1)と結合し、免疫応答を負に制御すると考えられている(Annu Rev Immunol
2008; 26: 677-704、Blood 2010; 116: 1291-8)
。また、PD-L1 は、種々の腫瘍細胞にも発現
していること(Nat Med 2002; 8: 793-800、J Immunol 2003; 170: 1257-66)が報告されてお
り、PD-L1 と PD-1 を介した経路は、腫瘍細胞が抗原特異的な T 細胞からの攻撃等を回
避する機序の一つとして考えられている。
本剤は、PD-L1 の細胞外領域に結合し、PD-L1 と PD-1 の結合を阻害すること等によ
り、がん抗原特異的な T 細胞の細胞傷害活性を増強し、腫瘍の増殖を抑制すると考えら
れている。
本剤の作用機序に基づく過度の免疫反応による副作用等があらわれ、重篤又は死亡に
至る可能性がある。本剤の投与中及び投与後には、患者の観察を十分に行い、異常が認
められた場合には、発現した事象に応じた専門的な知識と経験を持つ医師と連携して適
切な鑑別診断を行い、過度の免疫反応による副作用が疑われる場合には、副腎皮質ホル
モン剤の投与等の適切な処置を行う必要がある。
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イミフィンジ点滴静注 120 mg 及び同点滴静注 500 mg(一般名:デュルバルマブ(遺
伝子組換え)、以下「本剤」
)は、ヒト programmed cell death ligand 1(PD-L1)に対する
免疫グロブリン G1κ(IgG1κ)サブクラスのヒト型モノクローナル抗体である。
CD274(PD-L1)は、生体内において抗原提示細胞等に発現しており、活性化したリ
ンパ球(T 細胞、B 細胞及びナチュラルキラーT 細胞)等に発現する CD279(PD-1)及
び CD80(B7-1)と結合し、免疫応答を負に制御すると考えられている(Annu Rev Immunol
2008; 26: 677-704、Blood 2010; 116: 1291-8)
。また、PD-L1 は、種々の腫瘍細胞にも発現
していること(Nat Med 2002; 8: 793-800、J Immunol 2003; 170: 1257-66)が報告されてお
り、PD-L1 と PD-1 を介した経路は、腫瘍細胞が抗原特異的な T 細胞からの攻撃等を回
避する機序の一つとして考えられている。
本剤は、PD-L1 の細胞外領域に結合し、PD-L1 と PD-1 の結合を阻害すること等によ
り、がん抗原特異的な T 細胞の細胞傷害活性を増強し、腫瘍の増殖を抑制すると考えら
れている。
本剤の作用機序に基づく過度の免疫反応による副作用等があらわれ、重篤又は死亡に
至る可能性がある。本剤の投与中及び投与後には、患者の観察を十分に行い、異常が認
められた場合には、発現した事象に応じた専門的な知識と経験を持つ医師と連携して適
切な鑑別診断を行い、過度の免疫反応による副作用が疑われる場合には、副腎皮質ホル
モン剤の投与等の適切な処置を行う必要がある。
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