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03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (15 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31198.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第44回 2/22)《厚生労働省》
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2.本日の論点:【1】2023年度の接種について(3)ワクチンの有効性等に係る新たな知見について

オミクロン株対応2価ワクチン追加接種の有効性(感染・死亡予防効果)
従来型ワクチン追加接種者及びオミクロン株対応2価ワクチン追加接種者の追加接種後2週間ー2か月間と比較して、
未接種者の感染率比はいずれも2.8倍、死亡率比はそれぞれ6.5倍、15.2倍であった。
Johnson et al1(MMWR, 2023)
研究内容:米国24州の12歳以上を対象に、感染サーベイランスデー
タ・ワクチン接種レジストリ・人口統計レジストリを統合して解析。
2021年10月3日ー2022年12月24日※1において、各変異株の流行期間
毎※2における従来型ワクチン及びオミクロン株対応2価ワクチンの感
染予防効果、死亡予防効果を評価したコホート研究。

変異株流行期間別にみた未接種者と比較した
従来型又はオミクロン株対応2価ワクチン追加接種後の
年齢調整感染率比及び死亡率比
(上:感染率比、下:死亡率比)

結果:従来型ワクチンを3回接種した者を従来型群、従来型ワクチンを
2回接種後にオミクロン株対応2価ワクチンを追加接種した者をオミク
ロン株対応群、未接種者を未接種群とした。
オミクロン株BA.4/5早期流行期において、未接種群の従来型群に対す
る死亡率比は、従来型ワクチン追加接種後3-5か月後は7.2と保たれ
ていたが、6-8か月後に4.6、9-11か月後に4.5、12か月以上後に
は2.5と低下した。
オミクロン株BA.4/5後期流行期において、追加接種後2週間ー2か月
の期間で比較した、未接種群における感染又は死亡の年齢調整発生率比
は以下のとおり。
 感染
‒ 対 従来型群:
2.8 [95%CI: 2.5ー3.1]
‒ 対 オミクロン株対応群: 2.8 [2.5ー3.1]
 死亡
‒ 対 従来型群:
6.5 [4.2ー10.1]
‒ 対 オミクロン株対応群: 15.2 [11.3ー20.3]
※1 感染は2021年10月3日ー2022年12月24日、死亡は2021年10月3日ー2022年12月3日を観察期間とした。
※2 2021年10月3日ー12月18日をデルタ株流行期、2021年12月19日ー2022年3月19日をオミクロン株BA.1流行期、3月20日ー6月25日をオミクロン株BA.2流行期、6月26日ー9月17日
をオミクロン株BA.4/5早期流行期(従来型ワクチンのみを使用)、9月18日ー12月24日をオミクロン株BA.4/5後期流行期(オミクロン株対応2価ワクチンを推奨)とした。
1. Johnson AG, Linde L, Ali AR, et al. COVID-19 Incidence and Mortality Among Unvaccinated and Vaccinated Persons Aged ≥12 Years by Receipt of Bivalent Booster Doses and
Time Since Vaccination — 24 U.S. Jurisdictions, October 3, 2021–December 24, 2022. MMWR Morb Mortal Wkly Rep 2023;72:145–152.

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