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03【資料1】新型コロナワクチンの接種について (23 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_31198.html
出典情報 厚生科学審議会 予防接種・ワクチン分科会(第44回 2/22)《厚生労働省》
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2.本日の論点【1】2023年度の接種について(5-1)2023年度の接種について
○ 基本方針部会の取りまとめを踏まえ、重症化リスクの高い方等を対象として、2023年内に2回の接種を行うこととし、まずは春から夏
(5月~8月)にかけて接種を行うこととしてはどうか。
○ さらに、全ての年齢の者を対象として、秋から冬(9月~12月)にかけて接種を行うこととしてはどうか。

事務局案
1)目的及び対象者(再掲)
⚫ まずは重症者を減らすことを目的とし、高齢者など重症化リスクが高い者を接種の対象としてはどうか。
⚫ 重症化リスクが高くない者であっても、重症者が一定程度生じており、接種機会を確保することが望ましいことから、全ての者を
接種対象としてはどうか。
2)予防接種法上の位置づけ
⚫ 新型コロナウイルス感染症に対する予防接種は開始以来2年以上にわたって市町村を実施主体として行ってきていることから、A類
又はB類疾病とした上で、定期接種とする方法が考えられるものの、現時点で、
➢ 感染症の流行は継続しており、感染症の疫学的状況、ワクチンの有効性の持続期間等には十分なデータが得られていない部分が
あること
➢ 基本方針部会の議論において、2023年度は現在接種を行っている全ての年齢の者に接種を行うこととされたこと
等から、2023年度においては特例臨時接種の類型を延長することにより、接種を継続することとしてはどうか。その際、2024年度以
降に予防接種を継続する場合には、安定的な制度の下で実施することを検討することが適当である。

3)2023年春夏の接種について
⚫ 基本方針部会の議論においては、まずは、重症者を減らすことを目的とし、特に重症化リスクが高い方等には秋冬を待たずに接種
することも念頭に、今後の感染拡大や諸外国状況等を注視することとされた。


新型コロナワクチンの有効性の持続期間については、報告によっては長期に維持されるとするものもあるが、短いものでは6ヶ月
程度で逓減するとの報告もある。令和4年秋開始接種から1年が経過する2023年秋冬を待たずに、2023年春から夏(5月~8月)
と一定の時期を定めて、重症化リスクが高い者に接種を行うとともに、健常人であっても重症化リスクが高い方が集まる場所におい
てサービスを提供する医療機関や高齢者施設・障害者施設等の従事者に接種機会を確保することとしてはどうか。
※ 従来ワクチンの知見においては、一時的であっても感染予防効果と二次感染予防効果があり、健常人であっても重症化リスクが高い方が集ま
る場所においてサービスを提供する医療機関や高齢者施設・障害者施設等の従事者に接種機会を提供することは、間接的に重症化リスクが高
い方を保護する効果が期待される。



基本方針部会の議論を踏まえ、使用するワクチンはオミクロン株対応2価ワクチンを基本としてはどうか。
※ 令和4年秋開始接種と同様、何らかの理由でmRNAワクチンが接種できない方においては、組換えタンパクワクチン等の選択肢を確保するこ
とも考えられる。

4)2023年秋冬の接種について
⚫ 基本方針部会の議論を踏まえ、2023年秋冬(9月~12月)には接種可能な全ての者を対象に接種を実施することとし、使用するワ
クチンについて、2023年度早期に結論を得るよう、検討を進めてはどうか。
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