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東京大学 森田名誉教授 御提出資料 (4 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2210_03medical/230213/medical06_agenda.html
出典情報 規制改革推進会議 医療・介護・感染症対策 ワーキング・グループ(第6回 2/13)《内閣府》
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わが国の現状と課題
◆ 政府における医療DX推進の施策・厚労省医療DX令和ビジョン2030等によって、医療分野のデジタル化が
推進され、また次世代医療基盤法の改正の動きもみられるが、まだ下記のような課題がある。
◆ ①グランドデザイン、②データ基盤整備、③データガバナンス実装に課題がある
① 医療データの利活用に関するグランドデザインの欠如
◆ 医療データの収集・蓄積・利活用に関して全体像がない
◆ オンライン診療・地域医療ネットワーク・マイナ保険証・次世代医療基盤法といった個別での検討

② データ基盤が未整備





電子カルテ等が標準化されていない
電子カルテのデータ連携は「3文書6情報」を対象に進めているが、それ以降のデータ連携の方向性は明確でない
不明確なデータ管理主体の責任とセキュリティ・リスク
被保険者番号(医療用ID)は災害時等での活用に難しさ

③ データ保護の制度に改善余地
◆ 過剰な個人情報保護意識によって利活用が進みにくい状況 ※次世代医療基盤法の利用状況(これまで約20件)
◆ 「同意」と「匿名化」に依存した不充分な個人情報保護

3文書 (① 診療情報提供書、② キー画像等を含む退院時サマリー、③ 健康診断結果報告書)
6情報(① 傷病名、② アレルギー情報、③ 感染症情報、④ 薬剤禁忌情報、⑤ 検査情報(救急時に有用な検査、生活習慣病関
連の検査)、⑥ 処方情報)

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