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資料1-1 東京大学公共政策大学院 重岡仁教授 御提出資料 (10 ページ)

公開元URL https://www8.cao.go.jp/kisei-kaikaku/kisei/meeting/wg/2210_03medical/230306/medical07_agenda.html
出典情報 規制改革推進会議 医療・介護・感染症対策 ワーキング・グループ(3/6)《内閣府》
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甚大なる弊害
1. まず第一に、無駄に時間がかかる!!!




1年以上待たされて、どうしてタイムリーな研究などできようか?
コロナのように一刻を急ぐ場合はさらに致命的
研究者側、役所側ともに、時間と人材の浪費としか言いようがない

2. いつデータを入手できるが不確実 (平均ではなく分散の話)
特にパーマネント職のない若手研究者が利用を躊躇
⇒ 手続きの煩雑さ、不確実性が理由で、多くの研究者が実際に申請を断念


3. 変数の抜き出しにミスが起こる。



データ提供側も申請ごとにいちいちデータを切り出す必要あり
申請した変数が出てこないミスが起こる、時間もかかる

4. 研究者間で知識の蓄積が進まない。





利用者ごとに使用データが異なる ⇒データ前処理の蓄積が全く進まず
同一データであれば、データの読み込みやクリーニング、 頻繁に使う変
数の作成などについて、研究者間でプログラムを共有できる
例)出生票(米国) ⇒ 異なる統計ソフトに対応したプログラムを共有
https://www.nber.org/research/data/vital-statistics-natality-birth-data
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