よむ、つかう、まなぶ。
「助産師の専門性発揮のあり方に関する実態調査」結果 (1 ページ)
出典
公開元URL | https://www.nurse.or.jp/home/about/newsrelease/index.html |
出典情報 | 「助産師の専門性発揮のあり方に関する実態調査」結果(4/5)《日本看護協会》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
News Release
報道関係者各位
公益社団法人 日本看護協会 広報部
2023年4月5日
「助産師の専門性発揮のあり方に関する実態調査」 結果
産科混合病棟では、他科患者のケアのために
産婦へのケアの中断が正常分娩の16.2%で発生していると回答
公益社団法人日本看護協会(会長・福井トシ子、会員数77万人)は、このたび「助産師
の専門性発揮のあり方に関する実態調査」を実施しました。
近年、少子化に伴う分娩取扱施設の減少、産科混合病棟の増加など、出産環境が変化し
ています。出産時のケアをはじめ、多様な母子支援や女性の健康支援など、助産師には、
一層の専門性の発揮が求められているほか、タスク・シフト/シェアの推進も求められてい
ます。今後、これらの健康支援のさらなる充実に向けて、助産師の専門性発揮に係る現状
や課題を把握し、本会の支援内容や政策提言などに役立てることを本調査の目的としてい
ます。
助産師会員を対象とした調査は、2012年以来、約10年ぶりです(平成24年度「助産師の
出向システムと助産実習の受け入れ可能性等に関する調査」「助産師の出向システムと助
産師就業継続意思に関する調査」)。
報道関係の皆さまには、調査の趣旨をご理解いただき、さまざまな機会にご紹介くださ
いますよう、お願い申し上げます。
調査結果のポイント
1.助産師の役割発揮からみたタスク・シフト/シェア推進に向けた課題 ……6ページ
~助産師が専門的業務に安全に携われていない状況が明らかに~
①産科混合病棟において、他科患者のケアのために正常分娩の16.2%で産婦へのケアの中
断が発生している
●産科混合病棟において、産科以外の患者のケア(ナースコール、看取りなど)に対応するために、
正常分娩の産婦へのケアを中断(その場を離れるなど)したことが「いつもある」との回答が、分娩
第1期で61.3%(図表1)。
●「産婦人科診療ガイドラインー産科編2020」(公益社団法人日本産科婦人科学会 公益社団法人日本産婦
人科医会)において、連続モニタリングや5分間隔で胎児心拍数の確認が推奨されている分娩第2
期(子どもの誕生間際)でも、中断が「いつもある」が16.2%(図表1)。
●常時観察が必要なハイリスク産婦が多い総合周産期母子医療センターでも、分娩第2期の中断
が「いつもある」が16.3%(図表2)。
②今後の社会で求められるウィメンズヘルス関連業務(女性の健康支援など)11項目のうち、
半数以上の助産師が実施していると回答したのは3項目にとどまる
1
<リリースの問合せ先> 公益社団法人日本看護協会 広報部
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-8-2 電話:03-5778-8547
FAX:03-5778-8478
E メール koho@nurse.or.jp
ホームページ https://www.nurse.or.jp/
報道関係者各位
公益社団法人 日本看護協会 広報部
2023年4月5日
「助産師の専門性発揮のあり方に関する実態調査」 結果
産科混合病棟では、他科患者のケアのために
産婦へのケアの中断が正常分娩の16.2%で発生していると回答
公益社団法人日本看護協会(会長・福井トシ子、会員数77万人)は、このたび「助産師
の専門性発揮のあり方に関する実態調査」を実施しました。
近年、少子化に伴う分娩取扱施設の減少、産科混合病棟の増加など、出産環境が変化し
ています。出産時のケアをはじめ、多様な母子支援や女性の健康支援など、助産師には、
一層の専門性の発揮が求められているほか、タスク・シフト/シェアの推進も求められてい
ます。今後、これらの健康支援のさらなる充実に向けて、助産師の専門性発揮に係る現状
や課題を把握し、本会の支援内容や政策提言などに役立てることを本調査の目的としてい
ます。
助産師会員を対象とした調査は、2012年以来、約10年ぶりです(平成24年度「助産師の
出向システムと助産実習の受け入れ可能性等に関する調査」「助産師の出向システムと助
産師就業継続意思に関する調査」)。
報道関係の皆さまには、調査の趣旨をご理解いただき、さまざまな機会にご紹介くださ
いますよう、お願い申し上げます。
調査結果のポイント
1.助産師の役割発揮からみたタスク・シフト/シェア推進に向けた課題 ……6ページ
~助産師が専門的業務に安全に携われていない状況が明らかに~
①産科混合病棟において、他科患者のケアのために正常分娩の16.2%で産婦へのケアの中
断が発生している
●産科混合病棟において、産科以外の患者のケア(ナースコール、看取りなど)に対応するために、
正常分娩の産婦へのケアを中断(その場を離れるなど)したことが「いつもある」との回答が、分娩
第1期で61.3%(図表1)。
●「産婦人科診療ガイドラインー産科編2020」(公益社団法人日本産科婦人科学会 公益社団法人日本産婦
人科医会)において、連続モニタリングや5分間隔で胎児心拍数の確認が推奨されている分娩第2
期(子どもの誕生間際)でも、中断が「いつもある」が16.2%(図表1)。
●常時観察が必要なハイリスク産婦が多い総合周産期母子医療センターでも、分娩第2期の中断
が「いつもある」が16.3%(図表2)。
②今後の社会で求められるウィメンズヘルス関連業務(女性の健康支援など)11項目のうち、
半数以上の助産師が実施していると回答したのは3項目にとどまる
1
<リリースの問合せ先> 公益社団法人日本看護協会 広報部
〒150-0001 東京都渋谷区神宮前 5-8-2 電話:03-5778-8547
FAX:03-5778-8478
E メール koho@nurse.or.jp
ホームページ https://www.nurse.or.jp/