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資料4 21世紀の健康づくり運動全体としての評価 関連資料(令和4年2月28日版) (32 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html |
出典情報 | 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》 |
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今回調査⽂書から⾒る健康の社会的決定要因の歴史的変遷
1986年のオタワ憲章で規定された健康の前提条件が各国で取組の模索とともに整理され、1998年のSOLID FACTSで取りまとめら
れて以降は、どのように取り組むべきかに主眼が置かれており、HiAPのアプローチとコミュニティの取組や市⺠社会の役割・権限の強化が
必要とされている。
文書・宣言
健康の定義への言及
変遷
1976︓ラロンドレポート(カナダ)
従来の医療レベルと健康のレベルを同⼀視する健康観から、⽣物学的領域・環境・ライフスタ
イルも同等の重要性として扱うべきであると報告
健康の決定要因の
身体外への拡張
1986︓オタワ憲章
健康のための前提条件として以下を定義(平和、安全な住居、教育、⾷料、収⼊、安定し
た生態系、持続的な資源、社会正義と公平性)
健康の社会的決定要因の
基盤の設定
1986︓Achieving Health For
All: A Framework For Health
Promotion(カナダ)
不利な⽴場にあるグループは、平均的なカナダ⼈よりも寿命が著しく短く、健康状態が悪く、
障がいを有する⼈の発⽣率が⾼いことを例に出し、健康の不公平性を課題にする
1990︓Healthy People 2000
(アメリカ)
年代別の健康状況・課題の概観とマイノリティグループの課題を記載し、健康格差の減少を
目標に掲げる
1994︓Strategies for
Population Health: Investing in
the Health of Canadians (カナダ)
「The Determinants of Health」として収入や労働状況、教育などを含めて提示し、これ
らに対してとるべき戦略の枠組を記載
1998:SOCIAL DETERMINANTS
OF HEALTH THE SOLID FACTS
健康の社会的決定要因について、科学的⾒地から10のテーマを定義
2000︓Healthy People2010
(アメリカ)
「The Determinants of Health」を大幅に取り入れた目標設定を実施
2005︓バンコク憲章
ヘルスプロモーションの定義に健康の決定要因についての記載を追記し、健康の決定要因に
取り組むために政策アプローチの統合、市⺠社会や⺠間部⾨との連携が必要であると宣⾔
2008︓⼀世代のうちに格差をなくそ
う: 健康の社会的決定要因に対する
取組を通じた健康の公平性
健康の社会的決定要因に取り組むためには、全ライフコースを通じて変化を起こすことが必要
であり、これは政府のみの役割ではなく、市⺠社会の参加と公共政策の⽴案という⺠主的な
プロセスと、これを⽀える各アクターの協⼒があってこそ可能となると宣⾔
2011︓Rio Political Declaration
on Social Determinants of
Health
健康の不公平の解決に向けた進捗をさらに加速させるために、5つのキーアクションが設定され、
コミュニティの役割の強化や政策⽴案・実⾏における市⺠社会の貢献の強化、部⾨横断的
な⾏動を起こすための各セクターへの働きかけが必要であると記載
32
各国における健康格差への
注目と
健康の決定要因の模索
何が健康を
規定するか
の模索
「健康の社会的決定要因」の定義
HiAPのアプローチと
コミュニティや市⺠社会の
役割・権限の
強化が必要とされている
健康の社会的
決定要因に係
る知⾒の蓄積
に加え
どのように
健康の社会的
決定要因に
取り組むか
の模索
32
1986年のオタワ憲章で規定された健康の前提条件が各国で取組の模索とともに整理され、1998年のSOLID FACTSで取りまとめら
れて以降は、どのように取り組むべきかに主眼が置かれており、HiAPのアプローチとコミュニティの取組や市⺠社会の役割・権限の強化が
必要とされている。
文書・宣言
健康の定義への言及
変遷
1976︓ラロンドレポート(カナダ)
従来の医療レベルと健康のレベルを同⼀視する健康観から、⽣物学的領域・環境・ライフスタ
イルも同等の重要性として扱うべきであると報告
健康の決定要因の
身体外への拡張
1986︓オタワ憲章
健康のための前提条件として以下を定義(平和、安全な住居、教育、⾷料、収⼊、安定し
た生態系、持続的な資源、社会正義と公平性)
健康の社会的決定要因の
基盤の設定
1986︓Achieving Health For
All: A Framework For Health
Promotion(カナダ)
不利な⽴場にあるグループは、平均的なカナダ⼈よりも寿命が著しく短く、健康状態が悪く、
障がいを有する⼈の発⽣率が⾼いことを例に出し、健康の不公平性を課題にする
1990︓Healthy People 2000
(アメリカ)
年代別の健康状況・課題の概観とマイノリティグループの課題を記載し、健康格差の減少を
目標に掲げる
1994︓Strategies for
Population Health: Investing in
the Health of Canadians (カナダ)
「The Determinants of Health」として収入や労働状況、教育などを含めて提示し、これ
らに対してとるべき戦略の枠組を記載
1998:SOCIAL DETERMINANTS
OF HEALTH THE SOLID FACTS
健康の社会的決定要因について、科学的⾒地から10のテーマを定義
2000︓Healthy People2010
(アメリカ)
「The Determinants of Health」を大幅に取り入れた目標設定を実施
2005︓バンコク憲章
ヘルスプロモーションの定義に健康の決定要因についての記載を追記し、健康の決定要因に
取り組むために政策アプローチの統合、市⺠社会や⺠間部⾨との連携が必要であると宣⾔
2008︓⼀世代のうちに格差をなくそ
う: 健康の社会的決定要因に対する
取組を通じた健康の公平性
健康の社会的決定要因に取り組むためには、全ライフコースを通じて変化を起こすことが必要
であり、これは政府のみの役割ではなく、市⺠社会の参加と公共政策の⽴案という⺠主的な
プロセスと、これを⽀える各アクターの協⼒があってこそ可能となると宣⾔
2011︓Rio Political Declaration
on Social Determinants of
Health
健康の不公平の解決に向けた進捗をさらに加速させるために、5つのキーアクションが設定され、
コミュニティの役割の強化や政策⽴案・実⾏における市⺠社会の貢献の強化、部⾨横断的
な⾏動を起こすための各セクターへの働きかけが必要であると記載
32
各国における健康格差への
注目と
健康の決定要因の模索
何が健康を
規定するか
の模索
「健康の社会的決定要因」の定義
HiAPのアプローチと
コミュニティや市⺠社会の
役割・権限の
強化が必要とされている
健康の社会的
決定要因に係
る知⾒の蓄積
に加え
どのように
健康の社会的
決定要因に
取り組むか
の模索
32