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資料4 21世紀の健康づくり運動全体としての評価 関連資料(令和4年2月28日版) (33 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_24115.html
出典情報 健康日本21(第二次)推進専門委員会(第17回 2/25)《厚生労働省》
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今回調査⽂書から⾒る「コミュニティ」観の変遷
アルマ・アタ宣⾔から健康におけるコミュニティの重要性は謳われているが、コミュニティを通じて⾏う政策から、コミュニティが主導して⾏う健
康づくりに漸次的に移⾏しており、そのためのコミュニティの役割・権限の拡⼤や、エンパワメントについての記載が⾒られるようになる。
文書・宣言

コミュニティへの言及

1978︓アルマ・アタ宣⾔

プライマリヘルスケアとはコミュニティの⾃⽴と⾃決の精神に則り、コミュニティの中の個⼈や家族
があまねく享受できるよう、⼗分な住⺠参加のもとで実施されるものであり、コミュニティの主な
健康問題に対処し、それに応じてプロモーション、予防、治癒、リハビリテーションのサービスを
提供するものであると記載。

1986︓オタワ憲章

ヘルス・プロモーションは優先順位設定、意思決定、戦略策定、その実装において、具体的か
つ効果的なコミュニティアクションを通じて機能するが、そのプロセスにおいてコミュニティの努⼒と
将来に当事者意識を持ちコントロールできるようなエンパワーが肝要であると記載

1990︓Healthy People 2000
(アメリカ)

支援的なコミュニティが健康に対して重要な役割を担い、地方の健康局、ボランティア団体、
ビジネスセクター、学校、教会などそれぞれに(役割を担う)機会があると記載

2000:Healthy People 2010
(アメリカ)

コミュニティの中のパートナーシップ、特に伝統的でないパートナーにリーチすることは、コミュニ
ティの健康を改善する最も効果的なツールとなると記載

2005:バンコク憲章

適切に組織され権限を与えられたコミュニティは、彼ら⾃⾝の健康を決定することに⾼い効果
を及ぼす。また、草の根のコミュニティ・プロジェクト、市⺠社会グループ、⼥性組織は、ヘルス・
プロモーションにおける効果を示しており、他コミュニティが求める実践モデルを備えていると記載

2009:ナイロビ会議

コミュニティ・エンパワメントが主要な議題の一つとなっており、エンパワメントは「人々が自身の
生活を形作る要素や意思決定をコントロールするプロセス」を指すと定義

2011:Rio Political
Declaration on Social
Determinants of Health

健康の社会的決定要因に向けたガバナンスの効果的な作用のために、政策の意思決定にお
ける効果的な参加⼿段を採⽤することによる政策⽴案・実装におけるコミュニティの役割の強
化が必要と記載

2016:Public Health3.0
(アメリカ)

コミュニティを基点とし、複数のセクターを巻きこんでSDHを含めたより上流へアプローチすること
をPublic Health 3.0と定義しており、コミュニティの中でパブリック・ヘルスのリーダーがChief
Health Strategistとしてさまざまな分野のリーダーと連携して、コミュニティのヘルス・プロモー
ションの取組を主導することが必要であると記載

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変遷
コミュニティを通じて⾏う
健康づくり

コミュニティが主導する
健康づくり

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