よむ、つかう、まなぶ。
参考資料2:現行の看護婦等確保基本指針(看護婦等の確保を促進するための措置に関する基本的な指針(平成4年告示)) (6 ページ)
出典
公開元URL | https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_33348.html |
出典情報 | 医道審議会 保健師助産師看護師分科会 看護師等確保基本指針検討部会(第1回 5/29)《厚生労働省》 |
ページ画像
ダウンロードした画像を利用する際は「出典情報」を明記してください。
低解像度画像をダウンロード
プレーンテキスト
資料テキストはコンピュータによる自動処理で生成されており、完全に資料と一致しない場合があります。
テキストをコピーしてご利用いただく際は資料と付け合わせてご確認ください。
その際、これら責任者に対して労働関係法令等の周知・徹底を図るとともに、看護婦等雇用管
理研修助成金の活用により、雇用管理研修の積極的な受講を図るほか、病院等のみでは十分な改
善を行えない場合には、福祉重点公共職業安定所をはじめとする公共職業安定所の雇用管理に関
する相談・援助サービスの活用を図ることが望ましい。
六
病院等における看護業務及び看護部門の位置付けの明確化
看護婦等は、病院等において医療チームの一員として業務を行っているが、離職理由の中には
医師等医療関係者がチーム医療の一端を担う看護婦等の役割について認識が十分でないことに伴
う人間関係への不満が見られる。
看護婦等が生きがいを持って専門職としての力を発揮できる体制を構築していくためには、病
院等における看護業務及び看護部門の位置付けを明確化していくよう看護部門だけでなく、管理
者以下病院等全体として組織的な取組を行い、職場の人間関係の改善に努めるという視点が重要
である。
また、医学教育、医師の研修、病院経営者の研修等にチーム医療の考え方や概念を取り入れる
等の方策により、病院等における看護業務及び看護部門の位置付けを明確にするための環境づく
りを進めていくことも必要である。
第四 看護婦等の資質の向上に関する事項
一
生涯にわたる研修の必要性
医学・医療の高度化・専門化が進む中で、看護業務に直接必要な専門的知識や技術とともに、
コンピューターの導入等による新しい体制への対応等、業務を長期間にわたって継続していくた
めには、多方面にわたる基本的な知識について学習を行う必要がある。また、自らの専門性をよ
り高めていくことも重要である。
患者の人間性、痛みや苦しみへの理解、生への希求や闘病心の支援等患者の心理やライフスタ
イルそのものの理解など幅広い豊かな識見も求められている。
さらにエイズ、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)による院内感染などの新しい課題や複
雑な社会構造の変化に対応するメンタルヘルスケアの問題等に積極的に対応していくためにも専
門的な視点からの支援が可能となるように研修を積み重ねることが必要である。
また、人口の高齢化の急激な進展に伴い、老人を対象とした訪問看護や保健、福祉施設等看護
婦等の職域は急速に広がりつつあり、新たな業務との調整機能について十分な知識が要求される
ほか、看護における専門領域の確立のためには、研究者による研究活動はもとより、臨床の現場
における知見をそこに働く看護婦等自らが集積していくことも重要である。このような観点か
ら、関係者が協力して生涯にわたり自己の能力の開発と発展を図れるような支援体制を確立する
必要がある。
二
指導的管理的立場にある者の研修の必要性
病院等において看護業務を魅力ある働きがいのある業務としていくためには、指導的管理的立
場にある看護教員や看護管理者は、看護学生の教育や看護婦等の指導等を通してその実現を図る
ことができるようにする必要があり、そのためには看護教員や看護管理者の人間性・社会性を高
め、かつ、看護教育の方法、病棟の管理運営の改善等について、知識・技術の向上に努めなけれ
ばならない。
特に、こうした良きリーダーシップを発揮できる看護管理者を養成していくため、病院等とと
もに看護婦等自ら、あるいは職能団体の積極的な取組も望まれる。
三
生涯にわたる研修の体系化による資質の向上
看護婦等の生涯にわたる研修は看護婦等の就業場所を含め、個々の置かれている状況が多様で
あることから実施機関、実施方法等について種々の工夫が必要である。
6
理研修助成金の活用により、雇用管理研修の積極的な受講を図るほか、病院等のみでは十分な改
善を行えない場合には、福祉重点公共職業安定所をはじめとする公共職業安定所の雇用管理に関
する相談・援助サービスの活用を図ることが望ましい。
六
病院等における看護業務及び看護部門の位置付けの明確化
看護婦等は、病院等において医療チームの一員として業務を行っているが、離職理由の中には
医師等医療関係者がチーム医療の一端を担う看護婦等の役割について認識が十分でないことに伴
う人間関係への不満が見られる。
看護婦等が生きがいを持って専門職としての力を発揮できる体制を構築していくためには、病
院等における看護業務及び看護部門の位置付けを明確化していくよう看護部門だけでなく、管理
者以下病院等全体として組織的な取組を行い、職場の人間関係の改善に努めるという視点が重要
である。
また、医学教育、医師の研修、病院経営者の研修等にチーム医療の考え方や概念を取り入れる
等の方策により、病院等における看護業務及び看護部門の位置付けを明確にするための環境づく
りを進めていくことも必要である。
第四 看護婦等の資質の向上に関する事項
一
生涯にわたる研修の必要性
医学・医療の高度化・専門化が進む中で、看護業務に直接必要な専門的知識や技術とともに、
コンピューターの導入等による新しい体制への対応等、業務を長期間にわたって継続していくた
めには、多方面にわたる基本的な知識について学習を行う必要がある。また、自らの専門性をよ
り高めていくことも重要である。
患者の人間性、痛みや苦しみへの理解、生への希求や闘病心の支援等患者の心理やライフスタ
イルそのものの理解など幅広い豊かな識見も求められている。
さらにエイズ、MRSA(メチシリン耐性黄色ブドウ球菌)による院内感染などの新しい課題や複
雑な社会構造の変化に対応するメンタルヘルスケアの問題等に積極的に対応していくためにも専
門的な視点からの支援が可能となるように研修を積み重ねることが必要である。
また、人口の高齢化の急激な進展に伴い、老人を対象とした訪問看護や保健、福祉施設等看護
婦等の職域は急速に広がりつつあり、新たな業務との調整機能について十分な知識が要求される
ほか、看護における専門領域の確立のためには、研究者による研究活動はもとより、臨床の現場
における知見をそこに働く看護婦等自らが集積していくことも重要である。このような観点か
ら、関係者が協力して生涯にわたり自己の能力の開発と発展を図れるような支援体制を確立する
必要がある。
二
指導的管理的立場にある者の研修の必要性
病院等において看護業務を魅力ある働きがいのある業務としていくためには、指導的管理的立
場にある看護教員や看護管理者は、看護学生の教育や看護婦等の指導等を通してその実現を図る
ことができるようにする必要があり、そのためには看護教員や看護管理者の人間性・社会性を高
め、かつ、看護教育の方法、病棟の管理運営の改善等について、知識・技術の向上に努めなけれ
ばならない。
特に、こうした良きリーダーシップを発揮できる看護管理者を養成していくため、病院等とと
もに看護婦等自ら、あるいは職能団体の積極的な取組も望まれる。
三
生涯にわたる研修の体系化による資質の向上
看護婦等の生涯にわたる研修は看護婦等の就業場所を含め、個々の置かれている状況が多様で
あることから実施機関、実施方法等について種々の工夫が必要である。
6