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薬-2○関係業界からの意見聴取について (22 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi2/0000212451_00065.html
出典情報 中央社会保険医療協議会 薬価専門部会(第203回 7/5)《厚生労働省》
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収載時の薬価算定
類似薬の選定対象の拡大(柔軟な類似薬選定)

世界に先駆けて発売される製品への外国平均価格調整
課題認識

課題認識





現行の類似薬選定基準だけでは、適切な類似薬が選定
されないケースが存在する。
一方、原価計算方式については、製品総原価の開示度に
基づく加算係数制度の導入により、原価開示が困難な場
合にはその革新性が加算として薬価に一切反映されなく
なっている。
そもそも新薬の薬価は価値に基づいて算定されるべきであ
り、製造原価等のコストを積み上げて価格を決定すること
は知的財産である医薬品には馴染まない。




意見


現行の類似薬選定基準を見直し、総合的に類似薬の有
無を判断するしくみを導入することで、類似薬の選定対象
を拡大すべき。結果として、原価計算方式による算定事例
が減少し、薬価算定の透明性・納得性が向上されることが
期待される。

現行ルールにおいて、外国平均価格による引上げ調整は、
新規収載時にのみ適用され、市販後には適用されないこ
とになっている。
そのため、世界に先駆けて日本で上市された薬剤の国内
価格が、その後に収載された外国での価格と比較して低
い場合、その後、日本の薬価を国際的水準へ調整する機
会が存在せず、企業が日本で先行して上市する阻害要
因となっている。

意見


日本で早期上市することのディスインセンティブを避けるた
め、新薬収載時に参照する外国価格が存在しなかった
場合には、外国平均価格による引上げ調整が収載後に
可能となるようにすべき。
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