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【資料2-1】岡田参考人提出資料 (28 ページ)

公開元URL https://www.mhlw.go.jp/stf/newpage_34471.html
出典情報 腎疾患対策及び糖尿病対策の推進に関する検討会(第3回 8/2)《厚生労働省》
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かかりつけ医から腎臓専門医への紹介基準(作成:日本腎臓学会、監修:日本医師会)→ これを元に地域でアレンジ
原疾患
糖尿病
高血圧
腎炎
多発性囊胞腎
その他

GFR区分
(mL/分/
1.73m2)

蛋白尿区分

A1

A2

A3

尿アルブミン定量 (mg/日)
尿アルブミン/Cr比 (mg/gCr)

正常

微量アルブミン尿

顕性アルブミン尿

30未満

30~299

300以上

正常
(-)

軽度蛋白尿
(±)

高度蛋白尿
(+~)

0.15未満

0.15~0.49

0.50以上

尿蛋白定量 (g/日)
尿蛋白/Cr比 (g/gCr)

G1

正常または高値

≧90

血尿+なら紹介、
蛋白尿のみならば生活指導・診療継続

紹介

G2

正常または軽度低下

60~89

血尿+なら紹介、
蛋白尿のみならば生活指導・診療継続

紹介

G3a

軽度~中等度低下

45~59

G3b

中等度~高度低下

30~44

G4

高度低下

G5

末期腎不全

40歳未満は紹介、
40歳以上は生活指導・診療継続

紹介

紹介

紹介

紹介

紹介

15~29

紹介

紹介

紹介

<15

紹介

紹介

紹介

上記以外に、3ヶ月以内に30%以上の腎機能の悪化を認める場合は速やかに紹介。
上記基準ならびに地域の状況等を考慮し、かかりつけ医が紹介を判断し、かかりつけ医と専門医・専門医療機関で逆紹介や併診等の受診形態を検討する。

腎臓専門医・専門医療機関への紹介目的(原疾患を問わない)
1)血尿、蛋白尿、腎機能低下の原因精査。
2)進展抑制目的の治療強化 (治療抵抗性の蛋白尿(顕性アルブミン尿)、腎機能低下、高血圧に対する治療の見直し、二次性高血圧の鑑別など。)
3)保存期腎不全の管理、腎代替療法の導入。

原疾患に糖尿病がある場合
1) 腎臓内科医・専門医療機関の紹介基準に当てはまる場合で、原疾患に糖尿病がある場合にはさらに糖尿病専門医・専門医療機関への紹介を考慮する。
2) それ以外でも以下の場合には糖尿病専門医・専門医療機関への紹介を考慮する。
①糖尿病治療方針の決定に専門的知識(3カ月以上の治療でもHbA1cの目標値に達しない、薬剤選択、食事運動療法指導など)を要する場合
②糖尿病合併症(網膜症、神経障害、冠動脈疾患、脳血管疾患、末梢動脈疾患など)発症のハイリスク者(血糖・血圧・脂質・体重等の難治例)である場合
③上記糖尿病合併症を発症している場合
なお、詳細は「糖尿病治療ガイド」を参照のこと。

出典:CKD診療ガイドライン2018

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